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読書記録「ふたり狂い」
〜今日の1冊〜
今日は真梨幸子さんの作品を紹介します。
「自分のことが書かれてる」小説の主人公と同姓同名の男が妄想に囚われ、作家を刺した。それに端を発し起こるデパ地下総菜売場異物混入騒ぎ、企業中傷ネット祭り、郊外マンション連続殺人。事件の陰には意外な“ふたり"の存在が。クレーマー、ストーカー、ヒステリー。私は違うと信じる人を震撼させる、一瞬で狂気に転じた人々の「あるある」ミステリ。
〜読後の感想〜
最初読んだ感じは「あれ、短編かな?」って思うんですけど、読んでいくときちんと関連性ありました。
ただ、登場人物が多くて、時間軸が複雑過ぎてちょっとよくわからないうちに終わってしまった印象を受けました。
殺人の犯人を見つけて終わりなのか、誰が一番狂っていたのかを見つけて終わりなのか、結果的に何が言いたかったのかが分からなかったです…。
現在進行系で進む話のほうが個人的には読みやすいですね。
時間軸が行ったり来たりすると訳わからなくなります(笑)
まだまだ、真梨さんの作品は個人的に難しいです。