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読書記録「深泥丘奇談」
今日の1冊は、綾辻行人さんの「深泥丘奇談」を紹介します。
ミステリ作家の「私」が住まう“もうひとつの京都”の裏側に潜み、ひそかに蠢動しつづける秘密めいたものたち。古い病室の壁に、丘の向こうの鉄路に、長びく雨の日に、送り火の夜に…面妖にして魅惑的な怪異の数々が「私」の(そして読者の)日常を侵蝕し、見慣れた風景を一変させる。―『Another』の著者が贈る、無類の怪談小説集! Amazonより
〜読後の感想〜
主人公は「ミステリ作家」らしいですが…最初主人公が何者なのかわからず戸惑いました(笑)
主人公の周りで起こる不思議な現象の数々。
不気味な匂いが常に漂う物語でした。
ジャンルはホラーで、ホラー好きの私は楽しみに手によって読み始めたのですが、どちらかといえば怖さより、不思議・不気味…といった独特の世界観をもつ作品でした。
でも、この手の話の好きなところは、ホラーと違って「現実の世界でもしかしたら起こるかもしれない…」と思わせてしまうところですね。
そこが、ホラーのような恐怖にも似た感覚にさせてくれるのかもしれません。
好みの分かれる作品かもしれませんが、ホラーや怪奇現象といった不思議なお話が好きな方は一度読んでみてはいかがでしょうか?