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読書記録「不死症」

〜今日の1冊〜

今日は周木律さんの作品を紹介します。

山奥の製薬研究所で謎の爆発事故が発生。泉夏樹は一命をとりとめるも全ての記憶を失っていた。研究所の同僚・黒崎ら生き残った仲間と脱出を試みる夏樹だが、その眼前に、理性を失い凶暴化した人々が突如襲いかかってきた!?息呑むアクションと隠された禁断の真実…最後の1頁まで驚きの連続!常識を揺るがす究極のバイオホラー×ミステリー。

Amazonより

〜読後の感想〜

ずっと気になってて、だけど表紙の恐ろしさに手が出なかった1冊です。
まず、表紙に反して、ものすごく読みやすい作品でした。
一度読み出すとあっという間に読み終えられるほどスピード感があります。
映画で「バイオハザード」という作品があったかと思いますが、それの日本版といった印象です。
主人公である製薬会社で働く女性は、最愛の父親を亡くしてから不老不死の研究に没頭しますが、その人体実験の途中に被験者たちの体に異変が起こります。
彼女の研究によって、多くの人達や彼女の愛する人までもが追い詰められていくバイオホラー作品です。
命には限りがあり、必ず人は死んでしまう。
人間がこの自然の摂理に抗うことで起こった悲劇のように感じました。


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