読書記録「高校入試」
今日の1冊です。
湊かなえさんの「高校入試」を紹介します。
公立進学校入試前日、教室の黒板に「入試をぶっつぶす!」と書かれた貼り紙を見つけた主人公教師。
試験当日にはネット上に試験内容が書き込まれる…一体誰がこんな事をしたのか?
教師?生徒?保護者?…誰が正しいのか、誰が嘘をついているのか…?
人間の心理描写がこれでもかというほど細かく描かれている作品です。
・読後の感想
ネット掲示板に書かれた試験内容を誰が書き込んだのか、高校教師たちが犯人を見つけるために動き出します。
試験準備も同時進行する中で、生徒や生徒の保護者たちの応対もしなければならないという大変な事態に…。
高校入試時の教師たちの様子が細かく分かります。
(先生たちってこんなに大変なんだな〜…って思いました)
ただ、この作品登場人物がとても多いと思いました。
途中、誰が誰だかよく分からなくなってしまって…。
最後の最後に真相が一気に書かれていますので、そのスピード感は読んでいて気持ちよかったですね。
湊かなえさんの本って、設定とかシナリオは大好きなんですけど、文章の書き方がちょっと独特な感じがして自分には少し難しいんです。
今回の作品も最初中々物語に入り込むことができなくて、そのへんが残念でした。(読むのもちょっと時間かかったイメージですね)