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読書記録「ナイルパーチの女子会」
〜今日の1冊〜
今日は柚木麻子さんの作品を紹介します。
商社で働く志村栄利子は愛読していた主婦ブロガーの丸尾翔子と出会い意気投合。だが他人との距離感をうまくつかめない彼女をやがて翔子は拒否。執着する栄利子は悩みを相談した同僚の男と寝たことが婚約者の派遣女子・高杉真織にばれ、とんでもない約束をさせられてしまう。一方、翔子も実家に問題を抱え―。友情とは何かを描いた問題作。第28回山本周五郎賞&第3回高校生直木賞を受賞!
〜読後の感想〜
人と人との関わり合いについて考えさせられる作品でした。
人と関わっていくうえで、相手のことを理解しようと努力することは必要なことです。
常に自分中心では、相手は疲れていずれは自分から離れていってしまいます。
日々の生活やプライベートがいくら充実していようが、お金があろうが、友達がたくさんできるとは限らない。
作品に出てくる二人の女性それぞれの行動には、理解できない部分がありつつもひょっとしたら自分にも同じ感情があるのかもしれない…と考えながら読み進めました。