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読書記録「シャドウ」
今日の１冊です。
道尾秀介さんの「シャドウ」を紹介します。
”人は死んだらどうなるの？ーいなくなって、それだけなの。ー”
その会話から３年後、凰介の母親が病死。
父と息子２人だけの生活が始まって数日後、幼馴染の母親の自殺を皮切りに次々と不幸が訪れます。
・読後の感想
この作品はもう読み始めから「面白い」と感じられた作品でした。
とにかく伏線がスゴいです。
読み始めから伏線だらけ、読みながら気になる箇所がどんどん出てきます。
後半に伏線回収をしていきますが、その最中でもまた二転三転と物語が動くため、読んでて飽きることがありません。
むしろ益々先が気になってしまいます。
どんどん新たな事実が出てきてちょっと頭が追いつかなくなってしまいました。
ミステリーらしくない読み心地でしたが、それが決して嫌な感じではなく非常に読みやすくまとまった作品だったと思いました。
息子の凰介は小学５年生なのですが、年齢を忘れるほど、その推理力には脱帽しました。
読後には「よだかの星」が読みたくなりました。
時間をおいてもう一度読んでみたい作品です。