読書記録「夜明けの街で」

東野圭吾さんの作品の読書記録です。

私の中で東野圭吾さんといえば、ずばりミステリー!という印象が強い作家さんなのですが、この作品はちょっとテイストが違うかな?と感じた作品でした。

主人公の男性は、不倫なんてする人の気がしれない!というタイプの人間。

そんな主人公が社内の女性とまさかの不倫関係に…⁉

しかし、彼女はある複雑な事情を抱えていて…?

不倫とミステリーという私としては大好きなものが組み合わさった作品(笑)

・読後の感想

前半は、主人公と同じ会社に務める女性との不倫の話が中心です。

一緒に食事に行ったりデートしたりと二人の様子がかなり細かく書かれていますので、面白いです。

ミステリー作品と分かっていても、普通に不倫ものの話として私は読んでて楽しかったです(笑)

しかし、後半はガラッと雰囲気が変わって、ミステリー要素満載です。

同じ1冊の作品とは思えないような展開にちょっとびっくりしましたが…

さすが、東野圭吾作品!といった感じでした。

もし、自分の大切な人が殺人犯だったら…信じたくない気持ちと、でももしかしたら…と考えてしまう主人公の心情を思うと辛くなりました。

事件の真相にハラハラドキドキしながらも最後まで楽しく読み終えることができた1冊です。

・おすすめしたい人

映画の原作が読みたい人

普通の不倫小説じゃない作品が読みたい人



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