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読書記録「リハーサル」
今日の1冊です。
五十嵐貴久さんの「リハーサル」を紹介します。
こちら、リカシリーズの4作品目になります。
こちらの作品1作目の「リカ」を読んでからハマった作品の一つです。
今回はリカが病院の看護婦として勤務するところから物語が始まります。
リカにオペのミスを指摘された副院長・大矢は、それから執拗にリカに付き纏われます。
その後、病院では次々と事件や事故が発生します。
リカと事件の関係はあるのか…?
今回も一気読み必須の作品でした。
・読後の感想
リカが看護婦として働く病院で、病院の副院長に関わった人たちが次々と事件や事故にあっていきます…。
あいかわらずリカの言うことは無茶苦茶で、自分の思う通りにいかないと不満爆発!(もはや子供みたいですね)
今作では、リカはあまり表立った行動をしないで、裏で動き回って、気づいたら病院の人が怪我をしていたり、事故にあったり、いなくなっていたりと、今まで読んできた「リカシリーズ」と比べるとちょっと変わったストーリーの進み方だったかなと思います。
しかし、姿は見えないけど絶対に後ろにいるでしょ!あなたがやったんでしょ!っていうのはもう分かりきっているので、いつみんなの前に出てくるんだろうと、じわじわと後ろから迫ってくるような、常に見張られているような、そんな怖さがありました。
そして、最後はお決まりの気味の悪い描写があり…最後の最後に「あ、やっぱりこれ、リカシリーズなんだな…」と思わせてくれる読後感でした。