
読書記録「蟻の棲み家」
〜今日の1冊〜
今日は望月諒子さんの作品を紹介します。
東京都中野区で、二人の若いシングルマザーが相次いで射殺された。彼女達は、ともに売春を生業としていた。フリーライターの木部美智子は、自分が追う企業恐喝事件と、連続女性殺害事件の間に、意外なつながりがあることに気がつく。やがて、テレビ局には「三人目の犠牲を出したくなければ二億円を用意しろ」という脅迫状が送られてきて――。貧困の連鎖と家族の桎梏、目をそむけたくなる社会の暗部を、周到な仕掛けでえぐり出すノワールミステリー。大どんでん返しの圧巻のラストは、息つく暇なく一気読み必至。
〜読後の感想〜
格差社会と子育てをテーマに書かれている作品ですが、正直自分が想像していた内容ではなかったかなといった印象です。
もっと貧困について掘り下げて書いてほしかったな〜、いや、書かれいているのかと思っていたんです。
話の冒頭で起きる射殺事件と向上への恐喝事件は、一見何の接点もないように見える事件だが…後に2つの事件に繋がりがあることを突き止めるフリーの記者が事件の真相を調べていくのですが…。
正直話しに入り込めず、犯人の事件を起こした動機にもいまいちしっくりこなかったな〜とどうにも煮えきらない感じでした。