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読書記録「悪いものが、来ませんように」

今日の1冊です。

芦沢央さんの作品です。

なんともタイトルからして…不穏な空気感満載です。

おそらく芦沢央さんの作品はこちらが初めてだと思います。

紗英と奈津子の女性が物語の中心です。

お互いがお互いを必要としている中で起こったある事件、それをきっかけに二人の運命は大きく変わっていくことになります。

二人の奇妙な関係性に気づいた時、鳥肌が立つほど驚きました。

時間を経てもう一度読みたい作品です。

・読後の感想

登場人物の2人の女性の関係がわからなかったので、最初は特に驚きもなく読んでいたんですが、まさかの二人の関係性に鳥肌が!

え、まさか!そういうことだったのか!と驚きました。

二人の関係性が分かってから物語を振り返ってみると…片方の女性の異常な行動にもまあ、理由があってのことなんだなということが分かります。

それにしても、行動は恐ろしいほどに異常です。

親子であるがゆえの子供を思う気持ちがあんな行動に移してしまったのかと…怖いけど、悲しい気持ちにもなりました。

女性が抱える悩み、出産、浮気、などの話が書かれていて、結構多い作品テーマかなとも思いましたが、わたし的には好きな作品テーマだったので、そのあたりは読んでいて楽しかったです。

(読み心地という点では、苦手と思う方もいるのかもしれません)

・オススメしたい人

出産、浮気など、女性特有の作品テーマが好きな人。

どんでん返し作品が好きな人。


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