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読書記録「Red」

今日の1冊は島本理生さんの「Red」です。

初めて読んだ島本理生さん作品になります。

どこにでもいるような幸せな家族の一つのはずだった。

夫と子供のいる一人の主婦塔子、彼女がかつての恋人と偶然再開したことをきっかけにして、今までの幸せな日々が崩れていく…。

・読後の感想

どこにでもいるような一人の主婦。

結婚して、子供がいて、夫がいて…周りから見ると幸せそうに見える女性。

…しかし、彼女の心の中には、周りに見せることのない小さな不満がいくつもあったのです。

その日々の小さな不満が、かつての恋人に再会したことによって自分にとって大きなストレスとなっていたことに気付かされます。

主人公の女性に感情移入してしまい、最後はかつての恋人と一緒になって欲しいと強く思いましたが…そう簡単にはいかないものですね…。

現代の既婚女性が強く抱える問題なのかな〜と考えてしまいましたね。

夫との関係、夫の両親との同居…などなど、精神的にもつらい状況の中で、逃げ場を探したくなる気持ちはとても良く分かりました。

作品自体も500ページ超えと、中々の文量でしたがとても読みやすかったです。

映画化もされているので、そちらも気になりました。

・オススメしたい人

恋愛小説が読みたい人

映画化された原作が読みたい人。



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