読書記録「ロスト・ケア」
〜今日の1冊〜
今日は葉真中顕さんの作品を紹介します。
〜読後の感想〜
介護問題を取り上げた社会派小説です。
今の日本で大きな問題とされている介護。
高齢者を支える若者たちの減少、介護現場での人手不足、介護する側もされる側も苦しむという現実。
作中に出てくる犯人に、私は気づいたら「同情」していました。
「殺人」はもちろん悪、許されてはいけない、それは間違いないことです。しかし、介護する家族にとっては…その行為によって自分が救われる…そう思うことも正直あるのだと気づきまし