漫画感想BAN 第十七回 第一章「第1123話 ´´空白の二週間´´」
はじめに
今週もどうぞ、宜しくお願いします。遂に完結を迎えたエッグヘッド編。
とはいったものの、未だ解決していない問題があるんですけどね。
麦わら海賊団は一路、エルバフへと向かうことになりますが、ベガパンクはこの二週間、何をしていたのかが、判明しました。
今回は分けて、投稿宜しくお願いします。
第一章 ONEPIECE 第1123話「´´空白の二週間´´」感想戦
第一節 エルバフへ
前回のジョイボーイの圧倒的覇気により、海軍は全滅しています。まさかのドール中将すらも、倒される事態には、冷や汗が止まりません。
その中でも、セラフィムハンコックは無事という異常事態たるや。一説では、ハンコックがルフィを追うと言われていますが、そうなったら、面白そうではありますが。
覇王色の覇気はあのシャンクス以上ということなんで、最早、対処の仕様がないレベルの化け物じゃねぇか、ジョイボーイ。こんな奴がどうして、敗北していたんだと思うと謎が深まるばかりです。
こうして、ルフィはエメトに別れを告げ、一路、エルバフへと向かいます。これが二年間もやってたんだと思うと狂気でしかないんですけど。
ルフィはギア5の反動により、しわしわになってしまったり、ボニーも小さくなったりと大きな代償を払いながらも、サニー号と新巨兵海賊団の船は進んでいきました。
個人的にどうして、サターン聖は追わないのかが、気になります。
これ以上の戦闘は野暮ですが、あれ程、執着していたくまとボニーを逃がす方法に舵を切るのは、どうにも納得できないですね。
一番良いのは、再生のし過ぎでサターン聖に戦える余力がない説。これが一番なのかもしれませんが、これで終わって欲しい気持ちもあるんで、そうであることを願わずにはいられませんね。
今回の戦いに於いても、本気を出せず、大切な友人を失い、失意の中にいるボルサリーノ。彼は覇王色の覇気の影響を受けたのでしょうか?
とても気になって、仕方ないのですが、何よりも今回の戦いの戦犯の汚名を押し付けられそうで怖いです。彼はベガパンクの抹殺と言う重要任務をやり抜いたとはいえ、結局、ルフィ達を逃がす大失態を犯してしまいましたからね。
あくまで、妄想ですけど、この流れでボルサリーノが、サターン聖に反旗を翻したら、面白いんですけど、流石にその余力は無さそう。
証人は誰もおらず、皆着絶している中、此処で五老星を殺して、ルフィに責任を押し付けるみたいなダーティーな展開を期待しますが、流石にあり得ないですね。あれ程のダメージを受けて、戦えるとは思えない。
あれ程の覇王色の覇気ですから、CP0もタダで済むとは思えませんし、ベガパンクの数少ない生き残りこと、ヨークも無事ではないことは明白でしょうな。
未だ、ステューシーがどう動くかも、分からん状況で、味方判定されているかは、別として、未だ、分からんことが多すぎる現状ですから、次回の展開で、事故処理お願いします。
そもそも、この覇王色の覇気の相手基準が明確ではないこと、敵意を持つ人間に対して、有効なのは、何となく理解出来ますが、それにしたって、強過ぎるじゃ・・・。
今後の参考になるかは、別として、ジョイボーイの登場場面は要注目ですね。
一方、船内で亡骸となったベガパンクに話しかけるサンジ。彼の言ったとんでもない一言とは?
第二節 天才の一手
時は遡ること、この事件の二週間前のエッグヘッド。
シャカによって、マザーフレイムが盗まれたことが判明します。
何者かが、データを盗んだことが判明します。その事実を知ったのは、ステラ(以後、ベガパンクの言い方はステラ読みで)である本体、シャカ、ピタゴラスのみ。
最初はリリスを疑うステラでしたが、実際はヨークが犯人であったことを知ります。つまり、最初から全て知っていた訳です。しかし、何故、忘れていたのか?
調べるに連れ、明らかとなっていくヨークの裏切。次第にマザーフレイムを盗んだ音声データすらも、残っており、最早、言い逃れ出来ない状態に。
それまでも、リリスを執拗以上に疑っていたことを詫びるステラの感情は如何ばかりか。これだけ見ても、人間の感情は悪だからって、絶対悪ではなく、寧ろ危険なのは、欲と言う所が透けて見えるのは、何とも心苦しい場面ではありますね。
ルルシア消滅の悲報は、やられっぱなしだったステラに火をつける結果となります。
こうなってしまった以上、ヨークを処分した所で最早、自分達への糾弾は止まることは無く、無駄死になのは、逃れられない運命に。
このままではいけないとエッグヘッドに住まう住人の避難をシャカに命じ、自らはこれまでの研究の粋を結集し、最後のスピーチに挑むことを決意します。
ただで死ぬつもりはないと決め、巻き込まれてしまったシャカとピタゴラスですが、流石同じベガパンク。気持ちは同じだったようです。
その過程で出て来た島雲製造機「雲フト」。これが人類を救う要になると言うこの道具がどう、活かされるのか。これはとんでもないキーアイテム。
世界が沈没しても、最悪の場合、これさえあれば、逃げ場は確保できるし、何より、空島に安全に逃げ込むことも可能ですからね。
これが活躍するのは、間違いないとはいえ、どう活かされるのか、注目と同時に世界沈没は免れないのかしら?
第三節 我々の勝利
6日前。エメトの前でステラとヨークはいつも通りの会話をします。
わざとマザーフレイムの話題を振るステラですが、ヨークは動じることなく、普段通りの対応を見せます。
エメトは心残りとステラは言いますが、今となっては、解放のドラムで起きるなんて、科学者でも無理ゲーなんよ。
今回の事件が起きる2日前。遂に記録を始めますが、その冒頭で出て来るワード。「しがない天才科学者」と言うこのワード、重すぎる。
取るに足らない、つまらないけど、天才科学者と言うこの矛盾が何とも。
どれだけ、天才であっても、友人1人を救えず、身内には裏切られたりと無力感に苛まれたことでしょうか。
スピーチを終え、彼等はヨークに悟られぬよう、記憶を消します。まさか、くまの研究がこのように活かされるなんて。
それは自らの命を引き換えにした最悪にして、最高の勝利。全てはオハラの悲劇を繰り返さない為の最良の一手。
こうして、記憶を消した後、記憶を失う前の自分からの手紙により、自らの研究がバレたことを知ると同時に手は打ったから、死んでくれとか、いきなり、言われたら、病むわと思うのは、僕だけですか?
それから、様々な混沌と化す事態に巻き込まれ、今に至ったと言うね。此処まで、計算し尽くされた計画は見事としか言えないですね。
一時期はベガパンク本体が生きてるとか、色々言われていましたが、凄く辻褄の合う結果に納得以上の感情が存在しません。
正しく、ベガパンクの勝利と言うことなんでしょうな。これが全部かどうかは、未だ判別は出来ないのも、また現状なんですけども。
これで今まで言われ続けて来たベガパンクは、脳さえあれば、甦る説やら、電脳世界で生きてる説も全てミスリードであり、彼等は現状、甦らないと言う結論でよろしいだろうか?
それでも、ノミノミの実の能力者であるベガパンク自体の脳は健在なので、まだ、何かしらの隠された何かを信じずにはいられないんですけどね。
シャカは記憶を消しても尚、記憶は残っていたのかもしれませんが、今となっては不明のまま。彼の正体も結局、分からず仕舞い。
色々な謎を残したベガパンクですが、同時にこの回想は誰のものなのかと言う疑問も生まれて来ました。そもそも、死んだ人の回想と言うのも、おかしな話ですが、普通に考えたら、神の視点である読者に向けてのメッセージと捉えることも出来るので、何とも言えませんが。
その結果、ルフィ達はエッグヘッドを離れ、新巨兵海賊団と共に宴を開催しますが、まだ早いだろと言うのが、皆々様の見解です。
確かに海軍は敗北しましたが、未だ、サターン聖が残っており、危機は完全に去ったとは言えないこの状況に於いての宴はどうにもね。
しかも、こともあろうに、ウソップ主催と言うのがね。お前、今回、何もやってないじゃんとは言えない。
どんなに嫌なことがあっても、宴をして、仲間を讃え、次につなげるのが、ONEPIECEの良い所ではあるんですけども。良いんだか、悪いんだか。
これだけ見るとこの戦いはこれで終わりという考えで良さそうですね。
まだ、事後処理が残っているので、その経過次第ではありますが。
何より、ボニーを助けに向かう際、サンジとステラは会話を行っております。その内容が、ルフィ達にワンピースを手にいれて欲しいと言ってるのが、もう・・・言葉に詰まります。
この辺りで、死を覚悟し、記憶が戻っているからこその言葉ですが、くまが彼等に未来を託し、そのくまの意志を継いだベガパンクが、ルフィ達にその先の未来を託すと言うのは、胸に来るものがありますね。
この短い冒険で、ルフィ達がその未来を託すに相応しい存在と気づいたからこその言葉なんでしょうけど、それにしたって、ここまで思わせるルフィ達の魅力と様々な未来を知ったからこそ、その旗手はルフィ達であって欲しいと願うこの思いこと、ベガパンク達の勝利に相応しいんじゃないでしょうか。
これで、ワンピースを手に入れるのは、やはり、麦わら海賊団なんじゃ?
寄り道とか、過去回想とか、紆余曲折はあったものの、ようやく、エッグヘッド脱出。長岐に渡った激闘を乗り越え、次の戦いが始まるんでしょうかね。
最終節 今回のまとめ
ジョイボーイは想像以上の実力者。
麦わら海賊団はエルバフへ
未だ、事後処理は終わっていない。
ベガパンクは全てを知った上でこの一手を打った
雲フトは重要アイテムになりそう?
ベガパンク達の勝利で終わるも、不安材料は未だありそう。
ベガパンクはルフィ達にワンピースを託した。
ようやく、終わりを迎えたエッグヘッド。しかし、未だ、完全勝利とは行かず。何より、今回の戦いを通して、ルッチとか言う倒されはしたものの、完全にリタイアしてないバケモノの登場や五老星と言った更なるバケモノの登場により、大混戦のワンピース争奪戦は更なるカオスへと発展しそうな予感が致します。
今回も主人公補正運で何とか、生き抜いた麦わら海賊団でしたが、様々な要因、そして、エメトの活躍が無ければ、此処までのことにはならなかっただけに、まだまだ、麦わら海賊団は強くならないといけないですね。
何より、そろそろ、傘下の海賊団が出て来ないとこの戦争は生き抜けないと確信出来ました。
キッドとローに仮に傘下の海賊が居たとしても、シャンクスとティーチに勝てた訳では無いのですが、そうであったとしても、少しは役だった可能性もあるので、今後は益々、同盟が鍵になりそうですね。
そんな訳で、今週は此処までです。ちゃんと、エッグヘッドが終わってから、自分の中での答えを導きたいと思うので、その時は宜しくお願いします。
その他の作品の感想は日を改めて、投稿致しますので、もう少しだけお待ち下さいませ。
最後になりましたが、スキと応援コメント、あなたの考察とフォローが僕の血となり、骨となり、肉となるので、どうか、宜しくお願いします。
それでは!