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今週のキングダムPART79第719話「錐形の陣」
初めに
先週はお休みでしたが、今週は久々の投稿となります。ゴールデンウィークは楽しめましたか?いいお休みが出来ましたか?出来たなら、幸いでございます。
さて、今週はアニメ2話分の感想、映画の新たなキャスト、そして、本誌の批評、考察を書いていこうと思います。今回の本誌は見えて来た希望、その希望に、暗雲が。果たして、どうなるのかという展開で、時を戻したいと思うような話です。詳しく観たい方は、上記リンクを御確認下さい。前回を忘れた方は、PART78を観て下さい。
それでは、どうぞ。
キングダム第719話感想戦
第1章 一点突破
前回に引き続き、大ピンチの秦国軍。死地まっしぐらの中、李信達、飛信隊は、蒙恬率いる楽華隊に合流、共闘し、敵陣こと、趙を食い破ろうと攻め込みます。
これまでの経験値を武器に、錐型の陣を完成させ、乗り込もうとします。尾平はど忘れしてしまいましたが、それ以外の兵達は、陣形となり、進軍していくこととなります。
一方、趙本陣では、進軍していく彼等を見つめる李牧。どうやら、彼等を信頼している様子らしく、動揺する気配は一切、ありません。そして、彼の信頼を置く青歌将軍・楽彰の動向を注視するようです。
果たして、その実力や、如何に?
第2章 屈辱
青歌将軍こと、楽彰は、進軍する秦国軍に対し、屈辱的な戦略で、彼等を打ち倒す。果たして、その作戦とは、何なのか?
いよいよ、一点突破する為、李信と蒙恬。2人を含む秦国軍と趙国軍のぶつかり合う戦いが、始まろうとしていました。
それは楽彰達も、錐型の陣をやっていたということ。これを即座に出来る彼等の適応力の高さたるや。最早、引くに引けないこの陣形、どちらが、強いのか?この一戦で、全てが決します。
結果として、激しくぶつかり合い、双方、馬から転落する物が続出。先頭に居た李信や蒙恬も落馬してしまいます。何とか、態勢を立て直せると踏もうとしますが、趙軍の進行は止まらず、第二将こと、上和龍が攻め込んできます。
態勢が立て直せない中、李信を守る為、岳雷が先陣を切って、立ち向かうのでした。
第3章 岳雷
しかし、歴戦の猛者・岳雷が突撃するや否や、上和龍の一太刀で、呆気なく斬り伏せられてしまいました。これはショックが大きいというか、辛い。本当に何か、回想があるとかもなく、一瞬で勝敗が決まる程の攻撃に、流石に、哀しさに尽きた場面でした。
誰もが、岳雷と叫びますが、その場に転がっていたのは、岳雷の骸のみ。
そして、上和龍は悲しむことはない、ここで一人残らず死ぬのだからの言葉を告げ、再び襲い掛かってきます。これにが、我呂も動揺を隠せません。
しかし、キレた李信が、上和龍に襲い掛かりますが、余裕の表情を浮かべる上和龍。
希望に見えた戦いは一転して、振出に。それどころか、最悪の展開に。この地獄、果たして、切り抜けられるのか?
まとめ
今回は岳雷の死が凄くデカかった気がします。キングダムは死を取り扱う作品で、いつも、沢山の兵が死んでいます。その人達の死だって、重いのですが、人間は嫌な生き物で、慣れてしまうといつものことかとどうでもよくなってしまいます。
その名も無い兵の死はどうでもいいかもしれないと言うと失礼ですが、名前があって、尚且つ、出番もあるキャラとなると話しは変わって行きます。
岳雷は、元々、麃公軍所属の隊員で、その長である彼の死以降、死に場所を求めていた中の生き残り。そんな彼が、出会った長が大切にしてた李信。そんな彼のことは嫌いでしたが、付き従い、此処まで一緒に走ってきました。
読んで知ったのですが、八年もの間、付き従っていたと思うと余計に、心苦しいものがありますね。彼の出番は凄いあるわけでも無く、どちらかと言えば、我呂が目立ってた印象が強いのですが、乱戦で彼が率いた飛麃が居たから、ここまで来られたと思うと凄く切ないです。
その死がこんなにも、あっさりとした結果になるなんて。そのあっさりさが、余計に事の深刻さを訴えている気がしてなりません。最近のキングダムは容赦なく、味方が死んでますから、例え、味方と言えど、油断出来ない状態です。ましてや、ただ、死ぬ場面だけを見せつけられる哀しさ。人の死なんて、何かしらのドラマが産まれたり、回想もなく、当たり前のように、過ぎていく。この現実が、死にリアルを与え、辛さを引き立たせるんですね。
その一方、錐型の陣は、失敗に終わる所か、敵と正面衝突という結果で、完全に楽彰のペースに。青歌の敵陣は抜け目がないというか、侮れない敵ばかり。その上、敵陣の動きをトレースするまでの連携の上手さ。本当に勝てるのでしょうか?
現状、桓騎軍も、壁軍も動けない現状。ここでどうにかしないと勝ち目がないので、仮に、食い破ることは出来ても、勝てる見込みは低い現状。ましてや、怒りに身を任せた李信の今後が気になります。そういう時は動きが単調になってしまい、悪いことがよく起きるのが、常。何とか、巻き返して欲しいのですが。
もう一人、蒙恬がこれから、どう動くかが、気になります。この戦の主役はやはり、彼に掛かって来ると思います。楽彰と闘うのは、彼になるのかもしれません。楽彰も、ただの武将ではなさそうなので、不穏な予感。
何とか、ここを乗り切ってくれ秦国軍。次回へ続く。
キングダム第4シリーズ・第4・5話感想戦
本来であれば、6話もやる予定ですが、今回は次回に回し、やってなかった回の感想をお届けしたいと思います。2話も溜まってますから、短めにお届けしようと思います。
第4話 「屯留功城戦」感想
前回同様、壁の助けに現れた飛信隊。彼等の力によって、何とか、屯留に到着。金で将軍を買った壁は前線で反乱軍を鎮圧、李信達は、城に突入。これまでの敵を思えば、楽な相手だったと思います。
成蟜の言葉により、目覚める屯留城の人々。この言葉は、最初出て来た頃には、絶対に出て来なかったワードですわな。何より、説得力が凄い。
何とか、城に入れた飛信隊ですが、城の広さに悪戦苦闘。一方の成蟜も、側近の一人・寿白の死や刺されたりと満身創痍。危機が幾度に渡って、続く中での瑠衣との再会。本当に会えて、良かった。
蒲鶮様の小物っぷりが、凄いけれど、良い感じに乱れて来た歯車。計画は計画通りに行かないから、計画なんだよねと実感。
助けを呼ぶことを瑠衣に薦める成蟜サン、それ死亡フラグ。嫁を思い、ようやく、相対した蒲鶮と成蟜。この2人の戦いは何とも、心が砕けた。
早く来て、信に尽きた。
第5話 「剣と盾」感想
何とか、瑠衣のお陰で、信達、飛信隊に合流出来ますが、時既に遅く。成蟜は死ぬ間際でした。その前に、蒲鶮達を打ち倒しているの凄い。昔は嬴政に、フルボッコだったのに。鍛えなおしたんだね。凌辱するなんて、言うから。
まさか、成蟜様が、信を覚えていたなんて。しかも、あんなに調べていたなんて。壁でも知らなかった四千人将まで。剣にして、盾であることを忘れるなの言葉は、本当であれば、自分こそが、そうなりたかったけれど、自分には、その願いを叶えることが出来ないからこそ、出て来た言葉と思うと余計に辛いです。
その言葉を受け止め、信は嬴政を信じ、支えることを誓います。
やがて、瑠衣と成蟜との時間は終り、彼の命は尽きてしまいます。初めて、これを読んだ時、アニメでの黒歴史が頭から、離れなかったけれど、この変わりようを見て居て、しんどくなりました。アニメでこれを観たら、泣いてしまいました。生きて欲しかったです。
昔の回想で、過去の黒歴史が、出て来た時は、あんな酷いヤツと思ってたのに、変わることが出来るんだねと思って、感慨深い気持ちになりました。あれだけ、彼の死を悼む人々がいることの幸せは、何物にも代え難い。
屯留城の戦いは、鎮圧は成功しますが、その代償として、成蟜の死という結果は、ほぼ負けですね。これは虚しい結果となってしまいました。
その後、嬴政や信、瑠衣との三者会談にて、漂の話が出て来た時は、彼のことは本当に大事な仲間というのが、改めて、実感。
瑠衣も気持ちを新たに、失った仲間もいましたが、成蟜派は皆残り、新たな結束を固める一同。呂不韋の計画通りに行くと思いきや、それ以上の力を得た嬴政達。これには、新たな希望を感じ、まだ終わらないと火はまだまだ、消えないと心底、思えました。
そして、呂不韋と邂逅する信。最初は不審者扱いされる信は笑う。
その中で、完全に小馬鹿にした態度の呂不韋に対し、信は王になれねぇの一言。昔なら、ガキみたいに突っかかっていってたのに、ここでは大人。
呂不韋は勝ったものに宿るのだの一言は彼の芯にあるものが、分かる台詞だったと思います。本当、このジジイ、食えないわぁ。
まとめ
とにかく、成蟜様の株が上がり、呂不韋様の株が下がった回でした。最初から、これを見て居る人とここから見て居る人では、観方が違うのが、また面白いですよね。
色んな見方を通して、思えるのは、嬴政の歩く道は、茨の道ということ。彼の歩く先にあるのは、地獄かもしれません。その隣に、李信がいれば、きっと、ダイジョウブと思える良い回となりました。
短い話数ではありましたが、成蟜様の成長を、もっと見守りたかったなとか、幸せそうな時間をもっと、観たかったとか、言い出したら、きりがありませんが、彼の意志が、信や嬴政達を強くしていくんだなと感じました。
次回は、新たな戦い・著雍編の感想の予定です。お楽しみに。
最後に
今回はここまでです。映画の話をしようと思いましたが、次回します。
代わりに、キングダム2の主題歌・Mr.childrenさんの生きろについて、語らせて下さい。
何を隠そう僕の初めて買ったシングルは、Mr.childrenさんのフェイクで、初めて買ったアルバムが、Mr.childrenさんのHOMEの生粋のミスチル大好きマンでした。彼らの奏でる応援歌が、大好きで、一時期ずっと追いかけてました。
ここ最近は、アニメに感けて、全然、追えてなかったのですが、この曲を聴いて、気持ちが切り替わりました。
彼等の放つ生きろという純粋で、真っすぐなまでに、愚直過ぎる魂の言葉に、僕の中のミスチル魂の焔が燃え盛り、あの頃の自分を取り戻せた位、素敵な気持ちになれました。
ちょっと、上手くいかない。何で、生きてるんだろうと思ってたので、この曲を聴くと回りくどい言葉ではなく、純粋に生きることの大切さを感じ取ることが出来て、音楽の力をまざまざと見せつけられる形と相成りました。
歌詞一つ一つに込められたメッセージ、これを生で聴けたなら、キングダム2の感動的なエンドロールで流れたのならと思うと鳥肌必死だと思います。
昔はよく聴いてたなぁ、懐かしいなぁ、やっぱ、ミスチルさんは最高だなと色んな思いが、交錯し、また、彼等の紡ぐ音楽の虜になってしまいました。本当に音楽って、素敵ですね。いつでも、その時に戻れるのだから。
因みに僕が一番好きな楽曲は人生の唄と思ってる彩りです。この曲聴くと自分と重ね合わせてしまって、より一層、気持ちが温かくなれる楽曲です。あんまり、知ってる人居なさそうですが、自信を持って、好きな楽曲と誇りを持って言えます。是非とも、オススメです。
そういうわけで、次回は佐藤浩市さんと玉木宏さんについて、語ります。これだけでも、灰汁が強い。
そういうわけで、今回は思いが迸り過ぎた所為で、長文になってしまいましたが、最後まで読んでくれた方はスキとコメントお待ちしてます。
フォローとキングダム同盟という幽霊グループもやってます。そちらも、宜しくお願いします。
それでは、皆々様、御武運を!!!