今週のキングダムPART60第700話「戦後の軋み」
遂に700話を迎えたキングダム。今回は絶望の中に咲いた希望の物語となります。そんな色んな思いと謎、そして、アイツが動き出す。そんな内容が分からない方はこちらをどうぞ。それまでは、前回のblogを御確認下さいませ。そういえば、丁度よく、僕のblogも60回なんですね。これからも、宜しくお願いします。
金剛の剣
趙の最前線で出会った李信と嬴政。首級が沢山ある場所で出会った2人は、その場所を変え、馬に乗って、移動して、影丘の見える場所に移動し、語り合う2人。それはあの難所をどうやって、乗り越えたのかという話から、その全ての裏には桓騎の考えであり、そんな彼を評価しながらも、今回のやはり、ヤツを許せるわけでも無く、苦悩を共有します。
李信は嬴政に詫びながらも、ありがとうと伝え、桓騎を止めたかったが、止められなかった悔いを述べながらも、そんな桓騎を止められる嬴政が訪れてくれたことを伝えます。しかし、嬴政も、ヤツに謝罪することが出来なかったこと、釘は刺し、暴挙には出ないだろうが、問題は万の虐殺により、多くの人々の怒りを買ったことは間違いなく、敵の戦意が上がることについての危惧を述べます。
その中でも、李信はこうなることは、当然で、怒りを買うのは当たり前なのだから、それが分かった上で、この闘いを乗り切って見せると宣言。そして、桓騎のような暴挙には出ないことを誓います。そんな李信に、嬴政は彼のその強さに助けられていることを伝えると李信は金剛の剣だからなとの言葉に全てが込められていたと思います。
いよいよ、影丘の場所に指を刺した嬴政はその先を見つめ、平陽と武城。その先にあるのは、北上した先に趙の王都・邯鄲があることを伝えます。それは16年前、紫夏との出会い、彼女との別れにより、何とか、今は生きて、此処に立ち、秦の王として、舞い戻り、もうすぐ、邯鄲の喉元に近づいていることが、いよいよ、近づこうとしていることの証明にもなることを。その全ては闘ってきた秦国軍の兵の数々の犠牲のお陰と伝えますが、李信も闘ってんじゃねぇかと互いに健闘を讃えあう2人。そして、嬴政はもうすぐ来るであろう事実を伝えます。
「趙国が滅びる。」
その夕日を背に2人の男は改めて、この哀しく真っ赤な血に染まった大地で、最後の最期まで戦い抜くことを誓い合うのでした。この時の嬴政の表情が激アツなので、是非とも、観て欲しいです。
砂鬼の謎
真夜中、桓騎軍本陣にて、大将を除いた幹部3人の前に那貴が現れます。黒桜は怒りだすのですが、残り2人はちゃっかりと受け入れます。その中で、那貴は桓騎の動向を確認しますが、女どもと天幕じゃないですか?と伝えます。
その中で、那貴は雷土のこと、その中でのやったこと、お頭の様子を観に来たと。その過程での雷土の報復はやり過ぎだと発しますが、それだけじゃなく、首切り桓騎様の本性が出て来ただけとのこと。その中でも、倫玉は小さくはないとのこと。その中で、最古参であるからこそと雷土が話すと那貴は一番の古参は砂鬼じゃないのか?という話が出たりと二転三転する砂鬼の謎。どうして、幹部にならないのかといういう那貴の疑問を投げかけつつも、黒桜はあんな得体の知れねぇ奴らとぶっつけたりと何だかんだ、仲良しな桓騎本陣の面々との夜は更けて行きました。
そんな天幕にいたのは、一糸纏わぬ姿で、着替える姿の女性とその隣で、何かを飲んでいる桓騎の2人。その衣装は砂鬼のあの悍ましい衣装でした。果たして、これが意味する者や如何に?
独身男と青歌
舞台は李信達のいる野営地に戻り、天幕で休む王賁を見舞う嬴政。その中で、嬴政は王賁とパパ談義をしますが、独身男こと、李信を追い出します。なっとキレてるのが、笑う。一番面白かった場面。そんな会話をした後に、嬴政は連れて来た3万の兵を前線に置き、僅かな増援軍として、少ない団で咸陽へと帰って行きました。勝ったとはいえ、多くの犠牲を出した玉鳳隊と桓騎軍の面々は、そこから、再生を図ることにした。
一方、敗れた趙国では無論、激論が走り、その軋みによって、青歌に眠るあの男が再び動きだそうとしていたのでした。
まとめ
今回は改めて、李信の主人公力が凄いと思った回でした。それまでの岳白公の闘いを通して、また強くなったと言いましょうか。正に700話に相応しいこの作品の主人公との会話がとても、印象的でした。桓騎に何とか、喰らいついてたものの、意気消沈の嬴政にとって、李信の強さは本当に救いだったと思います。どんなに苦しく辛い時に、駆けつける李信こそ、この作品の軸にあるもんだなと思う場面が沢山あったと思います。
これから、凄まじい闘いが始まろうとしていますが、ネタバレですが、此処からの邯鄲攻略は簡単には行きません。ほぼ、無理ゲーです。理由は分かるでしょ?アイツが戻ってきますから。完全にヤバい闘いになることは明らかですから、怖いです。素直に。
そんな脅威が迫る中での一番の謎であり、桓騎と一夜を過ごしていた砂鬼の正体。女だったという事実が判明します。これはまだ確定ではありませんが、キングダム世界ではよくあることですけど、今回は衝撃でした。これは桓騎様の過去と関係があるとしか、思えない展開だったと思います。想像は出来ても、語ることは憚れますが、これはもうすぐ、明らかになりそうですね。どんな過去であれ、相当、壮絶な内容になりそうな予感。
そして、アイツが動きだし、これが良いんだか、悪いんだか。面白くなってきた反面、辛い展開になりそうな気がして、今から、重くなりそうです。
今回の一番のメインは李信ですよね。彼の強さはただ、強いわけじゃなく、精神的に、多くの修羅場や色んな人々の出会いや別れを経験し、地獄のような道を歩んできたからこその言葉に尽きました。だからこそ、李信は倒れちゃいけない。彼は指針であり、指標のような人。彼がいるからこそ、この物語は動きだす。そんな光のような存在ですよね。
だからこそ、桓騎様達の栄光だけではどうにもならない闇の部分もありますが、そんな時代だからこそ、強くあることが出来ます。どれだけ、多くの絶望があっても、諦めない姿が今の世の中に必要な人間性であり、誰もが、そうありたいと思った回に相応しい700回でした。
最後に
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最近、遂に63巻も販売され、早速買いました。内容は分かってましたが、ジェットコースターのような高低差のある展開でした。blogで散々、語っていたので、内容は購入してみて、確認して下さいね。
最後まで読んでくれた同志はスキとコメントお待ちしてます。
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それでは、皆々様、御武運を!!!