今週のキングダムPART55第695話「箱」
今週のキングダムは原作はちょっと、日常からのまさかの。アニメは遂に長きに渡る闘いの顛末についての一部始終についてのお話しを宜しくお願いします。今回はしんどいことになりそうな原作からの来週はお休みということで、覚悟しとかなきゃならないということなのかな(・・?とりあえず、リンク貼っておきますので、詳しくはこちらをどうぞ。ちゃんと貼れてなくて、すいません。
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大歓喜
前回の回で、桓騎将軍達の大勝利により、数多くの扈輒軍投降兵が増えてしまいました。その投降した兵はどこもかしこも、満杯で何処の戦場も満員という異様さ。そんな戦を終え、合流する黒桜、倫玉、摩論達、桓騎軍幹部の連中。その道中、龍白は何とか、倒したものの、完全に討ち取ることは出来ず、逃げ切ってしまい、死ぬことを祈っているようです。
そんな話しの中、実は摩論は作戦の全容を知っており、その上、逃げようとしていたことも、明かされたりと久々に賑やかな雰囲気。そんな摩論ばかりが、優遇され、自分達は仲間はずれにされたことに憤慨する黒桜と倫玉。
摩論は自分も作戦の全容は最後ら辺に知ったことを明かし、それよりも先に雷土は自分より先に作戦の全容を知っていたと話すや否や、黒桜がまたしても、憤慨し。あの野郎が先に知ってたことに怒りを隠せないものの、お頭にあいてぇなぁと言葉にやっぱ、お頭ガチ勢だけあって、好きなんだなという愛を感じた場面でした。
そんな浮かれた気分の二人とは裏腹に、投降した数の兵には摩論も頭を痛めてました。
裏切者
情報戦により、虎白軍残留軍の乱戦と未だ、敵地本陣に辿り着けないでいた飛信隊の面々。そこから、飛び込んだ桓騎が大勝利。その上、扈輒を討ち取ったことを聞きつけた飛信隊の面々。あんなに劣勢だったにも、関わらず、そんな強敵を討ち取ったことが信じられず、何度も飛信隊の面々は摩論の間者の馬印にしつこく、聴きまくります。
元・桓騎軍の那貴もその他のメンバーの無事を聴きますが、裏切者の貴方には答えながらも、黒桜達が生きていることを伝え、それ以上は知らないと伝えます。
そんな情報を知り、此処で待機を命じられた飛信隊は何とか、腰を据えることが出来るようになりました。あんなに情報戦が展開されていても、ちゃんと通ってないのは、扈輒の最後の支持が効いてると言ったとこでしょうか。これからの展開如何では李信達の戦場にも、関係していきそう。
そんな中で光るのは、那貴の存在感。久しぶりに登場したのが、何とも。裏切者と元身内に罵られながらも、彼のここでの出番は凄く意味のある出番だったと思います。彼も彼なりに、桓騎達が心配なんでしょうね。そんな不安がまさかの展開が訪れることになります。
逆鱗
何とか、扈輒達が居た本陣に辿り着いた黒桜、倫玉、摩論の三名。しかし、その本陣には桓騎はおらず、案内役には雷土の部下達。其処で雷土が捉えられたことを知り、不安が過る三人を他所にその場所に案内された彼ら。黒桜は雷土が簡単に死んだとは、思ってない様子に、信頼の情を感じると言いますか。
其処に案内された場所には桓騎と板に打ち首が大量に配置されてました。その中には雷土の姿は無かったものの、その死体と共に置いてあった大きな箱を指さす、桓騎。その箱の中身はバラバラになった雷土の遺体でした。これは本当に惨かった。
その凄惨さ、仲間の死に、流石の黒桜も吐いてしまった様子。全員、哀しみに暮れていました。これがいつも、アンタらがやってることなんやでとか言ったら、ダメ?これが扈輒の言ってた自分達に返ってくる来るという言葉の意味かもしれません。
そんな彼らを後目に拷問一家こと、砂鬼達が現れ、雷土の顛末を知る者から、何とか、情報を引き出せたらしく、死ぬ最期まで、情報を自白しなかったようだと最期まで、男を魅せた彼のことを語る砂鬼。
もしも、自白していたら、この戦は負けていたと摩論。それだけ、彼の功績は大きく、彼の死は無駄じゃなかったということの現れだったんですけどね。
その中で、桓騎は摩論の首にいつもの罵声を浴びせながらも、無茶せず適当に逃げろっつったろーが。俺の言うことを聞かねーからだぞ、この大馬鹿野郎がの言葉には、どれだけ、悪逆非道な真似を重ねて来て、人の心が無いことばかりしていた桓騎がどれだけ、彼に救われていたか?彼を信頼していたかが、如実に分かる言葉だったので、余計にしんどいと言うか、本当に辛い。あんまり、味方にこんな不器用な優しさを伝えない桓騎らしい言葉だし、桓騎自身の驕りが招いた出来事でもあったので、余計に彼には堪えているのかもしれません。他の面々もその行き場の無い怒りに震えていました。
そんな桓騎に追い打ちを掛けるように、砂鬼一家の拷問により、敵陣の殆どの拷問官は死んだことを伝えられます。その殆どに引っかかりを覚える桓騎。あと一人と伝える砂鬼の言葉を無視して、桓騎は摩論に聴いたんだと伝えます。戦慄した表情の摩論、その後の桓騎の言葉には色んな怒りが詰まっていたと思います。
何人だ?
まとめ
平穏もつかの間、これまで、桓騎がやられたアレに比べたら、まだ、マシですよね。正にブーメランに尽きると申しましょうか。そんな桓騎だからこそのやられたらやり返す倍返しの予感が致します。
何か、桓騎様の幹部の結束力の固さは正に幻影旅団ばりというか。本当に何気ない会話でも、皆、桓騎様のことが大好きなんだなと。特に黒桜姉さんの愛が今回は一番感じたと言いましょうか。黒桜さんは態度も口も悪かったけれど、仲間思いな一面が全面に出てたなと。そんな彼女が良い感じに話を上手く回してたのがね。今回の話のМVPは彼女だったと思います。
それ以外なら、久々の李信達が、またしても、桓騎にしてやられるという。いつも、いつも、桓騎様の奇策に振り回されている飛信隊。絶対、無理ゲだと思ったからこそ、扈輒の下に向かっていたからのこの展開は驚かない方がおかしい。そんなケツを拭く為に、まだまだ乱戦に巻き込まれているのも、泥臭い飛信隊らしいですね。
そんな今回の話の引き金は桓騎様の一番信じる雷土の死。あんなに扈輒を煽りに煽っていたのに、これまでもこんな感じで、酷いことをあんなにやってた癖に、自分達がやられるとこんなに脆いのかというね。これが李牧のいう桓騎様の弱点なのかもしれません。
それに加えて、あんなにいる捕虜もどうしたものか。今の秦は捕虜の虐殺を禁じているからこその捕虜の投降が噛み合った展開なんですよね。捕虜を食わせる兵糧とかも、問題です。殺して良い訳じゃないけど、多すぎるのも、困り物。摩論の悩みも吹き飛ぶような惨い展開が待ってると思うと寒気しか致しませんね。
何だかんだ言って、桓騎様が感情的になってる場面はそんなに無かったような気がします。もしかしたら、あったかもですが、扈輒にしてやられ、完全にその噴出した憤りをどうにかする方法も無いからこその最後の台詞は六大将軍でやらかすと書いてた回の伏線回収に相応しく、そんな底の無い怒りを抱える桓騎様が見せる暴走劇の終着点なのかもです。
次回は最初に書いた通り、コミックス新刊編集の為のお休みだと思いますが、これはこれで、面白い展開になりそうですね。二週開けた後、果たして、桓騎様のそのフラストレーションの矛先がどうなるのか?震えながら、待つとします。
キングダム第三シリーズ第24話「深謝」感想戦
https://kingdom-anime.com/story/detail.php?id=1000983
今週は龐煖との一騎打ちの決着、長きに渡った合従軍との戦の結末含め、そんな顛末を宜しくお願いします。
やはり、今回の一番大盛り上がりだったのは、信と龐煖の一戦でしょうね。これまで、数々の猛者を屠って来た武神も、ボロボロなのも相まってか、信命がけの武器破壊には流石の彼も参ったことでしょう。この時の楊端和の強キャラ感が半端なかった。武器破壊により、脇に隙が出来た龐煖を一回刺した信ですが、浅く、決定打にはならず。その後、信お得意のジャンプでヤツの顔を切り裂くことに成功します。それは王騎将軍が最初、龐煖と相対した時、同様を想起させました。これは全て、そうなるように進んでいた。全ては麃公将軍の命がけの特攻あってこそ。
やっと、やっと、あの龐煖に大打撃を与えることに成功した場面は何度も、読んで読んで読み返した場面だったので、これをアニメ化してくれたのは、感謝しかないですね。しかも、予想以上のクオリティだったので、オチが分かっていても、ハラハラしてしまいました。この日を一年以上待ってましたから、本当に楽しかったです。その場面の良かった所はこの戦で活躍した人達が全員、現れ、神ヒロインこと、羌瘣が居たりとこの大戦の幕を閉じるに相応しい展開には胸が燃えました。この戦で語られていた龐煖の心情の答えは大分、先に明らかになります。知ってる人だと、アレかと思う方もいますが、知らない人からすると此奴、何言ってんの?と思われますが、其処がまた面白いので、原作の方も宜しくお願いします。
李牧は遂に全軍撤退を決定し、その殿を晋成常に託し、龐煖は撤退することにより、信は勝利しますが、連戦の疲れとそれまでが祟り、倒れ込んでしまいます。一方、山の民の王・楊端和は龐煖を追うことにしますが、それを晋成常に邪魔されてしまいます。個人的に彼に対しての端和様の言葉が胸アツでしたね。それ以上、囀るなという言葉から伝わる絶対的強者の言葉により、晋成常含む部隊は敗北、その中で李牧含む合従軍の部隊は敗走し、長きに渡った蕞攻防戦は秦国の大勝利に終わりました。この時の李牧の心情は筆舌に尽くし難いですね。
「不抜」の二文字は正に現実と架空がリンクしているのは、実に面白かったです。これぞ、歴史ものの良き所と申しましょうか。長きに渡った戦もこれにて、閉幕。色んなことがあった闘いでしたが、秦国が一丸となり、全勢力を出し切った素晴らしい闘いだったと思います。
山の民と嬴政達は、その場で互いの健闘を讃えあう姿には、如何にこの戦がどれだけ、大変だったかを感じさせる場面だったと思います。その後、多くの死者や犠牲者を出した戦を労う為の宴会が行われ、飛信隊の面々は隊長を讃えたりと結束力の強い彼らの姿が印象的でした。本当は壁が端和様にデッレデレなとこもありましたが、カットされてました。まぁ、どうでもいい場面なんですけど・・・。
そんな夜明前、蕞で語らう信と嬴政の二人。嬴政は焚きつけたことにより、この戦で数多くの蕞の民兵を亡くす結果となったことにより、責任を感じてしまいます。信はそんな彼に、彼らもわざと乗せられていた、そのことに彼らも輝いていたという言葉には、この戦は全て、蕞の民兵の人々の努力があってこそ。そんな二人は深い感謝を蕞の城壁の真上で述べている場面は感動でしたね。
この戦を通して言えることは、戦争はしちゃいけないという当たり前の話ですね。この終わり方は美談で飾られる戦の真実。文字通り、命がけの闘いに向き合う人々の物語。戦争は政治の最終手段。これを使うということはもう、どうしようもないということ。多くの歴史が証明するように、これまで、兵士に限らず、一般の人々の犠牲も出てるのが戦争。一般人を巻きこまない平和を手に入れる為の戦争なのに、本末転倒。今の平和はそんな人々の苦労の賜物であって、この平和は絶対に守らないといけません。そんな今回の話を通して、今一度考えて欲しいのは、一般人を巻きこんでまで、闘わないといけないこの蕞攻防戦。勝たなきゃ、土地が奪われてしまうという恐怖と侵略で失われる多くの命、誰もが懸命に生きたいだけなのに、その理不尽に立ち向かう為とは言え、こんなことはあってはならない。どんな理由があれど、こんなことはあってはならない。二度と繰り返してはならない。戦争は繰り返してはならないという教訓として、皆様の心に留めて頂ければ、幸いでございます。
数日後、蕞の城を離れる山の民と嬴政達。因みに山の民はこの後、別の戦場に向かいます。マジかよと内心、考えているシュンメンとかを他所に、また話そうと嬴政と楊端和の語らいは、今の世の中っぽい感じなんですけどね。そんな嬴政達、秦国軍は一路、咸陽に戻ります。
その勝利は王宮にも届き、やがて、函谷関に滞在していた合従軍の面々は撤退していきます。向ちゃんの涙、いつもの桓騎様やら(今観ているとこの展開は何か、辛い)、寝ながらも、笑みを浮かべる蒙恬、死んだらと心配する爺含め、それぞれが喜びを表現するながらも、王賁だけは敵将を討ち取れなかったことに、苦い顔を浮かべます。まぁ、彼の本気は第4シリーズ辺りでお願いします。個人的に騰さんの録嗚未イジリのおいの言い方が思ってたのと違って、余計に笑えました。
一方、命からがら、何とか函谷関に戻って来た李牧達、趙軍は春申君達、今回の戦の全将軍達の下に戻ります。媧燐にダル絡みされながらも、この戦の落としどころを見つけねばと話します。そんな怒りを今回の主宰である春申君はその矛先を斉にぶつけることで、函谷関を離れ、一路、斉に向かうこととなります。話が前後してて、すいません。分かり易くするためにこのような形を取りました。此処の春申君は打ち切り手前のジャンプ作品みたいな台詞なのが、何とも。
斉も戦争覚悟と思いきや、合従軍に襲い掛かったのは、他でもない蒙武達、秦国軍でした。マジで化け物かよ。昌平君の的確且つ、此処まで侵略しといて、タダで帰れると思うなよパンチと言ったとこでしょうか。そんなこともあってか、合従軍も何とか、斉の土地を奪い、一カ月に及んだ彼らは解散し、ようやく、本当の意味での合従軍編は幕を閉じましたとさ。
本当に長い、長すぎる。一カ月というか、一年位の気持ちだった。それ位、名場面の数々を生み出し、原先生曰く馬陽編が一番面白いと言われていますが、個人的にこの合従軍編が一番面白かったです。馬陽も勿論、面白いですけどね。そんな長きに渡る大戦を此処までのキャスト、此処までのクオリティで展開してくれたことには深謝しかありませんね。正に礼を尽くすとはこのこと。これはきっと、黒歴史の一期二期を乗り越えたからこその今回の三期だったと思います。今回の話同様、誰1人、欠けても、この奇跡は成し得なかったと思います。本当に最高のクオリティの作品をありがとうございました。
そして、来週は論功行賞、戦災復興、そして、羌瘣の仇討ちという最後の花火が待ってます。ようやく、出番というか、何でアイツ居ないの(・・?羌瘣って、誰?は無いにしても、此処で終わっておけばとか絶対に言わない。この作品の人気投票第一位の神ヒロイン・羌瘣の因縁に決着が着くので、どうぞ、今回もリアタイ推奨で宜しくお願いします。
最後に
盛り上がり過ぎました。それだけ、今回の回はアニメも、ヤバかったというわけなんですよね。この文字数で察して欲しいです。本当にキングダムをこの天下に響かせたいという思いで始めたこのblogが良いきっかけになってくれたら、幸いです。
そういうわけで、最後まで読んでくれた同志はスキとコメント、アナタの考察もお待ちしてます。
フォローもしてくれると助かります。キングダム同盟もお待ちしてます。
それでは、皆々様、御武運を!!!
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