今週のキングダムPART86第726話「強くなる場所」
初めに
今週のキングダムは、桓騎と李牧の真剣勝負が幕を開けます。果たして、その結果と勝敗の行方や如何に?
久しぶりの更新なので、アニメの感想は二週分ありますが、お付き合い下さいませ。今週はいつも、以上に内容がギッシリ詰まっているかもです。
そして、今日から、キングダム2も公開となり、僕自身としては、キングダム大旋風で、読者や知り合いを増やしたいので、何卒、皆さん、宜しくお願いします。
詳しく知りたい方は、山﨑賢人さんが表紙のヤングジャンプをご確認下さい。前回の続きも、僕のblogに記載されていますので、宜しくお願いします。それでは、どうぞ。
キングダム第726話「強くなる場所」感想戦
第一章「暗がり」
前回同様、異様な陣形による時間稼ぎは成功し、時刻は夕方。桓騎様は、夜に向けて、進軍を開始すべく、この時を待っていました。
それはずっと、ふざけているだけで、時間を持て余していたと批判していた摩論を黙らせることに成功します。如何に強く数では有利な趙も、夜を得意とする夜盗こと、桓騎軍には勝てないという勝算があってこその一打らしいです。因みに李牧軍が出て来た時から、考えていたとのこと。
それは李牧自身にも、理解しており、その為に本陣を一切動かさず、体力を温存していました。十字の陣形もその為の時間稼ぎに過ぎませんでした。
それなら、今のうちに、陣形を崩せばと推察する配下ですが、桓騎様は、それを待つことも無く、この包囲を抜けられる自信があるようです。其処からは、只の一点突破。力技により、ねじ込んででも、やりきるようです。
そのことが分かった李牧は、李信達が抜けた方向に向かうのではなく、彼等から見て、左。桓騎軍から、観て、右に観ての一点突破に全てを賭けるようです。
そして、号令と共に、桓騎軍と趙国軍の壮絶な戦いが幕を開けました。
第二章「突撃」
李牧の予想通りの方向に、進軍を開始しました。どうやら、黒桜達を動かした時に、鈍い方向を観察していたようです。正に無駄がない。
まずは、黒桜の軍が趙軍と激突。流石に突破は出来ませんが、その分、倫玉の軍が、その隙間を狙って、進軍を開始します。
その様子を注視していた李牧は、全軍に包囲していた軍に対し、自分が助かる為だけに、全体の乱れを無視して、進軍を開始。奇策は無く、全方位からの攻撃を開始するように、指示を出します。展開が早い、これまでの失点を覆すようないい動きですね。
一方、壁達も、動き始めた総攻撃に対し、桓騎軍に合流します。全ては桓騎を信じての行動。果たして、吉と出るか、凶と出るか。
その只中にいる桓騎軍ですが、突破力が足らず、大苦戦。諦めかけたその時、この軍の最高戦力が駆けつけたのでした。
第三章「ゼノウ」
その一振りは、蒙武級、若しくはそれ以上と言われる最強兵器こと、ゼノウ。その咆哮と共に、どんどん、敵陣は薙ぎ払われて行きました。流石の突破力、これが桓騎軍の底力。逆に言えば、彼が倒れたら、終わりという諸刃の刃という緊張感が怖いですね。
因みに摩論は、こういう非常時の為に、ゼノウ一家を率いているらしいです。何とも、彼らしい戦略ですわな。
そのお陰もあり、桓騎軍は猛烈な勢いで、進軍を開始。李牧も、その動向を黙って見るのみで、口を出しません。配下は、馬南慈を動かすことを進言しますが、これは一体、どういうことなのか。
見る見るうちに、進んでいく桓騎軍。カイネや傅抵も、座して見守るのみ。
そして、最後のコマで、桓騎様に群がる敵を邪魔で振り払うカッコよさ。この冷酷で、迷いが無く、首を狙う姿こそ、正に桓騎様の面目躍如。これでこその展開に、テンション爆上がりですね。ヤバいです。
最後はイケると言う摩論ですが、完全にこれはアカンフラグでは?
まとめ
今回は、これまでの静から一転、動の時間になり、動き始めた桓騎軍とその対処に追われる趙国軍が描かれていましたね。
夕方に絶対的な自信を持つ桓騎様、数で圧倒し、その策の全てを読み切る李牧という天才同士の戦いが、展開されてました。しかし、李牧には、まだ、何か隠しているような気がしてならないですね。
イケるなんて、考える摩論辺り、これはもう、罠の匂いがしてなりませんね。それはプンプンと匂います。匂わせなんじゃないかとそれはもう。
何より、馬南慈は副将、彼を使うまでも無いんでしょうね。忘れそうになりますが、彼等には、青歌の将が居ますから、そこは何とかなるんじゃないのかな?心情としては、桓騎様のカッコいい所をもっと、観たいです。
そこまで、夜を恐れる理由ないじゃないかと言いますが、我々の知る夜と彼等の時代の夜は全然違います。今みたいに、街灯も無ければ、灯りの代わりになるものと言えば、松明のみですが、そんな火も消された恐怖は尋常ではありません。
桓騎様達は、夜盗。夜にこそ、真の実力を発揮するという言葉の意味が深く伝わる回でしたね。これさえ、実行出来たなら、31万という大差も、抜けるかもしれませんが、果たして、上手く行くのでしょうか?
個人的に、ゼノウの活躍が良かったですね。桓騎様の罠にかけようとした黒羊丘が懐かしいですね。あの時も、大した出番は無く、これまでも、ちょいちょい出番がありましたが、大した活躍も無かっただけに、今回の活躍は、ようやくかの伏線回収回だったと思います。
正に蒙武級の強さを体現していると思います。それだけの火力と分かる強さだったので、彼に今の桓騎軍が掛かっていると思うと責任も、大きいですね。こうなってくると雷土を失ったのは、何だか、大きい気がしてならないですね。彼の強さが、こういう時に活きそうなだけに、まだまだ、辛い時間は続きそうです。
何はともあれ、ここからは、戦略は無く、一点突破によるシンプルな戦い。どちらの覚悟が強いかで、全てが決まるので、最後まで、眼が離せませんね。
どうか、桓騎様に栄光あれ。
次回、お楽しみに!!
キングダムアニメ第四期第13・14話感想戦
第13話「咸陽の動き」感想戦
前回までの続きとして、ほぼ、勝ち格に近い所まで、魏を追い込んだ秦国。何とか、盤上を立て直す策を討とうとした刹那、本能型の信の大奮闘により、呉鳳明は師である霊凰を犠牲にして、逃亡します。彼の観る世界の大きさを物語りますね。
呉鳳明は、彼の配下を全て貰い受け、更なる成長を遂げることを、誓い、この著雍の戦いは終焉を迎えます。即ち、秦国軍の大勝利となりました。
秦国軍は総司令・昌平君の命令により、その土地を、要塞にする為、動き始めます。それは即ち、魏の弱体化する構え。ここから、秦の本格的な侵略が始まるのです。
個人的に霊凰の実力をもっと、観たかったもんですが、残念ですね。
一方、趙国は、秦の動きを注視。これからの戦いが、やがて、この騒乱の時代を動き始めると予想します。李牧やカイネとか観ると何だか、安心しますね。
舞台は咸陽となり、そこに現れた太后(嬴政の母親)。新章の鍵を握る菅宦官・嫪毐と共に山陽の長官に据えるという暴挙に打って出ます。金は掛かるとはいえ、後宮勢力の横暴さは相変わらずのようでした。後宮勢力って、何やねんと思ったら、コミックスを観てね(アニメなら二期をチェック)。色々と複雑なんだよ。
動向を怪しむ李斯は、太后の元に刺客を放ちます。その場に居たのは、太后達の2人の子供でした。尚、その刺客も、何者かに、やられてしまいますが、どう見ても、ムタじゃね?或いはその山の民の系統ですかね。多分、後者かと。
いよいよ、動き始める嬴政と太后、そして、呂不韋の三つ巴の決戦が始まろうとしていたのでした。
個人的に、呉鳳明をこの回で、凄くスキになった回だっただけに、彼の非情さ、合理的な判断力と益々、期待値が上昇しましたね。
そして、魏火龍最後の生き残りこと、凱孟はこれ以降、登場してません。果たして、彼が次、いつ出てくるのか。今の話が終わらない限り、それは無いので、哀しいです。だって声が明夫さんだもの。
第14話「新しい国」感想戦
呂不韋が、呂氏春秋を編纂したりと歴史に名を遺す所業を行いますが、それを打ち消すように、誕生する毐国が誕生してしまいます。この辺りの昌平君の動きがおかしいのが、特徴的です。今回の鍵は彼なので、注目です。
すぐに廃れると思ってた毐国ですが、着実な大国になろうとしていました。その陰で暗躍する趙高。このキャラは後に歴史に名を遺す重要な人物ですが、まだ、この時は太后の側近。調べたい人は調べてね。
一方、蒙恬達のいる北の地にて、楚の大軍が攻めて来ました。項翼の声がたっつんだったのが、凄く良かったです。此処は変わらなくて、良かったです。好きな声優さんなので。不倫とか、自殺未遂とか、色々ありましたが、だからって、その人の価値を決めないで欲しいなと思いますね。
楚の大軍は、毐国と密約を交わしており、これで圧力をかけることが、難しくなり、簡単にはいかなくなります。戦国七か国から、八つになる恐ろしい事態になり兼ねない程の脅威でした。
その一方、毐国には、単身、呂不韋が現れ、太后に別れを告げます。そして、呂不韋は実は愛してたことを告げました。この2人の愛憎のような、分かり合えるようで、分かり合えない関係性が、常人には理解出来ない世界ですわな。
そして、その最中、騰が大将軍になります。いつもの論功行賞は、執り行われず、彼のいる著雍の地で執り行われます。実際の実力は彼が一番と思いますけどね。呉鳳明同様。
次回は毐国の主人こと、嫪毐のメイン回です。太后が、悪目立ちし過ぎて、全然、話に関わって来ませんでしたが、彼の動向が、大変なことになっていきます。
今回の毐国動乱編はこれまでにない程、色んな人々の思いや、謀略が、複雑に絡み合い、正しいことをしようとする人々の戦いが描かれています。正しいこととは?誰かにとっての最善とは?人の思いは複雑で、分かり合いたいだけなのに、分かり合えない思いを描いた本作をどうか、最後まで注視していて下さい。
次回キングダム「何もない男」お楽しみに。
最後に
今週も、最後までありがとうございました。アニメも二週あるとちょっと、大変ですが、その分、読み応えもあるものになってると思います。
まさかの映画公開の記念回に、李信が居ない分、カラーに出てましたが。そのメンツは飛信隊初期メン達なのが、エモいですね。
本日は、キングダム2の公開日ですね。疫病の影響で、撮影期間も伸びに伸びてしまった本作。三年間を掛けた超大作だっただけに、力の掛け方は尋常ではありませんね。
今週号のヤングジャンプには、山﨑賢人さんと原作者の原先生のインタビュー記事が掲載されており、読み応えのある内容となっていますので、是非とも、読んで見て下さい。
映画ですが、僕は昨今の情勢や、諸事情に伴い、観られるタイミングは未だ不明です。出来ることなら、早く観に行きたいのですが、その日は果たして、来るのでしょうか?前売り券は買ってるので、絶対見ます。
感想も書きたいと思いますので、何卒、宜しくお願いします。
本日はキングダムの第一作目も日本テレビにて、放送されますので、皆さんもこのムーブメントに乗り遅れないように、要チェックして下さいませ。
この一作目が、実写は失敗するという前提を覆した作品の一つなだけに、この二作目が果たして、上手くいくのか、行かないのかで、キングダムの真価が問われる内容となっているので、ハードルを越えることが出来るのか?要注目です。つまらなかったら、その時はその時です。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでくれたキングダム同志はスキとコメントお待ちしてます。
メンバーシップは要検討中です。本当にこれをすれば、キングダムフォロワーが、増えるかは、さておき、フォローもお待ちしてます。
それでは、皆々様、御武運を!!!
どうでもいいけれど、映画の広告にて、蛇甘平原の戦いが、秦の滅亡が懸かった戦いだったの?戦はいつも、存亡は掛かっているかもしれないけれど、何か、大げさなような?
確かに、呉慶様が出てくる戦だったり、信にとって、初めての戦だったので、矮小化されがちかもですが、大きな戦だったんですよね。
一番の滅亡が懸かったのは、馬陽と合従軍じゃないの?
何か、腑に落ちない思いを乗せて、映画は本日からです。