コロナ禍での飛行機
今回日本に一時帰国したので、コロナ禍での搭乗体験をつづります。
もともと夏休みにロンドン-コペンハーゲン-カタール-香港-東京という過酷な乗り継ぎルートで一時帰国の予定をたてていたのですが、カタール-香港がキャンセルになり、払い戻しが決定し夏休みは半ば諦めかけていました。そんな折イギリス政府が日本をcorridor countryに入れる、つまり日本からのイギリスへの入国には隔離が不要となりそうだ、という情報がはいってきました。でも日本はほぼ全ての国からの入国者には空港でのPCR検査と14日間の隔離を義務付けていて、果たして二週間の休みで帰るべきか、やめておくべきか悩んでいました。そんな悩みを会社に相談すると、日本の夕刻から深夜(イギリスの営業時間)に働けるなら問題ないとのことで、急いでチケットをとり帰ることにしました。経由便はもし帰ってくるときに経由地がcorridor countryから外れたりするリスクと経由地でのコロナのポリシーが変わることを不安視して、直行便にしました。通常夏の日本への直行便は高くて手が出ないのですが、今回は700ポンドとお値打ち(ANA)だったので、こちらで帰りました。
ヒースローは空港内はマスク着用ですが、うーん、店の店員とかしてない人もいますね。またラウンジは空いてませんし、店も全ては空いてませんでした。ひともヒースローはすごく混雑しているのが常ですが、3割引きくらいの少なさでした。免税なんかはあいてましたが、レストランは一部閉店でした(まだ、パブなどが公にオープンする前の時期だったので)。
ANAは一人シート一列といった感じで、プレエコは一人、ビジネスクラスは数人で、皆さんマスク着用。それ以外は機内誌がないくらいでいつもと変わりない感じでした。こんななか週3便飛ばし続けているそうです。よく使っているBAと迷ったのですが、フライトのキャンセルが目についたのでANAにしたのですが、キャンセルなく飛ばすというのは利益の点でも大変なことです。頭が下がりますね。また同時に日本の航空会社を少しでも応援できてよかったです。
羽田空港では機内で30分ほど待機させられました。前の飛行機の搭乗客でPCRが混んでいるとのことでしたが、1時間と聞いていた待機は実際は30分ほどでした。空港では私たちは子連れということもあり優先的にPCR検査を受けさせていただき、必要書類と連絡先などを提出してたぶんトータル2時間程で空港をでて家族の迎えの車になったと思います。PCRが陽性の場合24時間以内に通知がメールなどでくるとのことでしたが、私たちは2-3日して陰性との連絡があり、14日間は毎日地域の保健所にメールで体調を報告するという形でした。
羽田発イギリスの便は昼間の便でしたが、空港はガラガラ、ラウンジもANAとJALのラウンジだけがあいてました。免税店は空いてましたが、他のショップは全てクローズ、たこ焼きやみたいな食事処は空いてましたが、ほかは閑散としてました。多くの飛行機はキャンセルなので、しょうがないですね。
イギリスに行く場合、事前にネットでイギリス政府に対して滞在先や訪問国の情報を登録し、必要に応じてメールを見せるように求められる、とありましたが、実際に見せたのは羽田のANAの職員の方にみせただけでした。ヒースローはいつもと変わらず、特にチェックもなく、といった感じで、ヨーロッパのcorridor countryから帰ってきたイギリス人たちが大勢いましたが、いつもほどの混雑はやはりありませんでした。
みなさんがこの新しい生活のなかで肉体的にも精神的にも健康を保てますように。
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