鳥取県 日野町のふるさと住民票と智頭町の疎開保険
今日、仕事で訪れていた鳥取県日野町では、町と関わりを持つ関係人口を増やす取り組みである「ふるさと住民票」事業を行っています。現在は全国でも取り組んでいる自治体は多いですが、日野町が一番乗りでスタートをさせており、他の町村でも事業を行うための積極的な呼びかけや支援を行っているそうです。
ふるさと住民票に登録すると、
・町の広報として、祭りや伝統行事などの催しの案内の送付
・町の政策へのパブリックコメントへの参加
・腸内の公共施設を住民料金で利用できる
などの特典があり、町に住んでいなくても、町づくりに参加できるという事業です。
一方、同じ鳥取県内の智頭町でも、色々と積極的な事業を行っていますが、その中の一つに、「疎開保険」事業というものがあります。
疎開保険事業の内容は、保険に加入しておくことで、災害が発生した際、智頭町を疎開先として生活場所や食事を確保するというものです。智頭町はもともと宿場町で、今も民宿を提供する家がとても多いので、その特徴も活かした仕組みだと思います。
二つの町の事例は、それぞれが考えた面白いアイデアだと思いますが、もう一つの故郷を持ってもらおうという方向性は似ていると思うので、それぞれの良いところ取りをすることで、より充実した取り組みになるのではないかと思います。