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システム管理者必見!Lightningユーザトレーニングに役立つリソースと機能
こんにちは、furu_showです。
Lightningへ切り替えたり、Salesforceを利用し始めたシステム管理者の方々にとって悩ましいのがユーザトレーニングですよね。
そんなシステム管理者の方々なら知っておきたいSalesforce Lightningを社内で定着させるために役立つリソースと機能を紹介します。(Winter '20 現在)
1.Lightning Experience Enablement Pack
ユーザトレーニングに必要不可欠なもの、それは「Lightningの機能をまとめた資料」ですよね。
「Lightningの機能を資料にまとめなきゃいけない…でも欲しいのは機能比較表ではないんだよな。。」は、本当に多く聞きます。
皆さん、ゼロから資料作ってませんか?
そんな方には「Lightning Experience Enablement Pack」がおすすめ!
この中には、様々なお役立ちコンテンツがテンプレートとして用意されています。
今すぐダウンロードして、これを元にユーザトレーニング資料を作成しましょう。
おすすめ資料:
ダウンロード > JAフォルダー > Roll Out Phase > Plan > Customizable User Training Deck v4
2.アプリケーション内ガイダンス
ユーザへのトレーニングを資料で用意するのも重要ですが、Salesforceの機能を使って、ユーザへの周知やトレーニングを行うとさらに効果的になります。
Salesforceの活用促進に役立つ機能(歓迎メッセージ、カスタマイズ可能なヘルプメニュー、カスタマイズ可能なプロンプト)をまとめて「User Engagement Platform」と称しています。
ここでは「カスタマイズ可能なプロンプト=アプリケーション内ガイダンス」をご紹介します。
「アプリケーション内ガイダンス」とはすでに全ての組織で利用可能なユーザトレーニングやオンボーディングを支援する機能です。
システム管理者、もしくは「プロンプトの管理」および「メタデータの編集」があるユーザがプロンプト(prompt=促がす、促進する)を作成し、画面上に表示させることによりユーザへSalesforce活用を促がすことを実現するものです。プロンプトには「フロート表示」と「ドッキング」の2種類があり、組織あたり500件のプロンプトを作成できます。
参照:
Drive User Engagement at the Point of Impact With In-App Guidance(2019年10月15日)
a.アプリケーション内ガイダンスの設定方法
ここからはアプリケーション内ガイダンスの設定方法をご紹介します。
1."アプリケーション内ガイダンス"へアクセス
設定 > ユーザエンゲージメント > アプリケーション内ガイダンス
ここでは、Salesforceが標準で提供しているアプリケーション内ガイダンスの表示・非表示の設定や、プロンプトの作成を実行することができます。
2.作成画面を立ち上げる
プロンプトの作成バーを開く > 作成するための画面が立ち上がる > プロンプトを追加したい場所(画面)を開く>作成
注意:作成可能な場所は個別のレコード単位では無く、オブジェクトのリストビュー やレポート・ダッシュボードのナビゲーション項目をクリックした際の日ホーム画面といった"表示される画面単位"となりますので、作成の際はご確認ください。
3.プロンプトを作成する
プロンプト作成手順
1.[プロンプト作成開始] をクリック
2.プロンプトの種別を決定
3.表示の位置を決定(フローティングのみ)
4.表示するための権限を設定
5.コンテンツ(内容)を決定
6.表示の頻度をスケジュールする
7.プロンプトの詳細を入力
8.プレビューで確認し、完了
注意:2020/01/06現在、スケジュールのセクションの日本語訳が誤っているため現在修正中とのこと。([スケジュール] > 頻度 > [表示する時刻] では無く [表示する回数] です)
参照:
・設定方法を動画で見る(設定のCaptionから日本語字幕選択可能)
・Lightning Experience でのプロンプトの定義
・Lightning Experience でのプロンプトに関する考慮事項
Winter '20ではまだまだ制限事項や、注意すべき点(モバイルにはまだ対応していない等)はありますが、Spring '20リリースでも機能拡張していく予定(Forward-Looking Statement)ですので、是非注目ください!
参照:
・In-App Guidance Prompts FAQ
・Spring '20 release note: In-App Guidance: Profile Filtering, Videos, and Translation Support
b.プロンプトをコーディングする
ここまで標準機能を紹介してきましたが、プロンプトはコーディングすることで独自のプロンプトを作成することも可能です。
英語サイトですが、サンプルコードもありますので、コーディング得意な方は是非こちらも参照ください!
Lightning Design System: Component Blueprints > Popovers
3.プロンプトをTrailheadで学習する
Trailheadではこちらを確認ください。
いかがでしたでしょうか。
全てゼロから作成するのは大変ですし、機能と組み合わせることによって、よりユーザの定着が進むと思います。個人的にはこの「User Engagement Platform」を今後注目していますので、今後資料にもまとめようと思います。是非ご紹介した2つを効果的に活用してみてください。
相談したいときは、Trailblazer Community (「Lightning Experience 日本」グループ) へぜひご投稿ください!