Lightning アプリケーションビルダーマスターへの道 ~ 1.「パス」コンポーネント
こんにちは。furu_showです。
今日はLightningといえばこれ!という「パス」のコンポーネントについてご紹介します。(Winter '20 現在)
パスとは
「パス」とは例えばプロジェクトの進捗管理をするレコードがあった際、進捗状況(プロセスとも言います)を可視化して、ユーザ自身が今どの進捗にいるのかをわかりやすくする機能です。
パスの利用状況例
✔︎ 進捗状況を、項目を探して確認するのではなく、簡単に更新したい
✔︎ モバイルアプリでもワンクリックで進捗を変更させたい
例えば商談:
デスクトップ版
モバイル版
*一般的な方法です
パスの機能のフル活用
「パス」は進捗を可視化し、更新しやすくする機能ですが、実はこれは10%くらいの機能でしかありません。真のパスの機能(残りの90%)は進捗ごとに最低限必要な項目を表示(最大5項目)させ、かつ進捗を進めるためのガイドを見ながら更新が可能な機能ということではないかと思うのです。
こんなことありませんか?
✔︎ 進捗によって、入力してもらいたい項目が異なる
✔︎ なかなか項目の入力徹底が進まない
✔︎ 進捗を進めるために何をすればいいかマニュアルや先輩に確認している
✔︎ そもそもマニュアル作成を簡略化したい
項目を入力することはデータ分析には必須ですが、「入力してください」というメッセージしか出していないということはないでしょうか。
そんな時こそこの「パス」の出番です。
パスは使用可能なレコードタイプごとにパスを 1 つ設定できます。
パスの有効化を実施し、パスを設定するだけで、このように各進捗状況ごとに異なる項目を最低限表示(「重要な項目」)させて、その項目を確認できているかをユーザにガイドすることができます。また、「成功へのガイダンス」によくある質問や先輩からのアドバイスを一般化して記載しておけば、そもそもマニュアルを作成する必要もなくなる"かも"しれません。
商談の例:
*モバイル画面は省略しますが、重要な項目も成功へのガイダンスも表示されます。
実際にパスの設定をTrailheadで体験してみましょう。
そのほか、短編動画も参考になります。
考慮事項についてはこちらをご覧ください:
・パスによるユーザのガイド (ヘルプサイト)
・パス設定時の考慮事項 (ヘルプサイト)
最後に
いかがでしたでしょうか。
データを入力することは仕事だと個人的には思いますが、ユーザに項目の入力を少しでもストレスなく実施できるように設定することも検討してみてもいいかもしれません。
そして、受注した際には成功を紙吹雪で「祝福」しましょ!👏👏
こういう遊び心、とても好きです。
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