Lightning利用への6つのステップ(組織によっては5つ) - 4.開発機能の調整(不要の場合もあります)
こんにちは。furu_showです。
このnoteシリーズでは、Lightning切り替えのためのステップを紹介します。
今回は、「Lightning利用への6つのステップ(組織によっては5つ)」の「4.開発機能の調整(不要の場合もあります)」をご紹介していきます。
⚠︎注意⚠︎
今回のnoteは前回「Lightning利用への6つのステップ(組織によっては5つ) - 3.ギャップを分析、事前準備」で紹介した、LightningExperience準備状況チェックレポートの実行にて"What Should I do"の推奨事項に「Lightning Experience Configuration Converter tool for XXX」がある組織を対象にしています。
(おさらい)Lightningアプリ利用開始までのステップ
Lightningアプリ利用開始までの6つのステップ
1.大まかな展開プランを計画する
2.Lightningについて学ぶ
3.ギャップを分析、事前準備
4.開発機能の調整(不要の場合もあります) ★今回はここ
5.パイロットを実施
6.改善による拡大
より細かなステップを理解したい場合
✔︎ LIGHTNING EXPERIENCEロールアウト完全ガイド (読み物として利用)
✔︎ 学習マップ Lightning Experienceへの道のり (Trailheadなどのリソースへのハブとして利用)
✔︎ Lightning Experience への移行方法 (ヘルプ&ドキュメント)
始める前に - 振り返りチェック
前回ご紹介した、下記Trailheadが完了しているか確認しておきましょう。
では早速今回のテーマを進めていきます。
開発機能の調整
改めてですが、今回のnoteは前回「Lightning活用への6つのステップ(組織によっては5つ) - 3.ギャップを分析、事前準備」で紹介した、LightningExperience準備状況チェックレポートの実行にて"What Should I do"の推奨事項に「Lightning Experience Configuration Converter tool for XXX」がある組織を対象にしています。
そのため、これに該当しない方はここで読むのをやめましょう。
開発機能がある場合の進め方は下記5つです。
今回はこの1~3を紹介していきます。
開発機能がある場合の進め方
0. LightningExperience準備状況チェックレポートの実行 (前回実施済み)
1. 設定コンバーターによるスキャンの実行
2. 0と1を元にした、既存機能変換の検討
3. 2をもとに変換、実装を実施 (Lightningアプリケーションにデプロイ)
4. パイロットユーザに利用してもらう (次回のnoteで紹介)
1.設定コンバーターによるスキャンの実行
☝️ポイント☝️
変換の難易度 (自動変換、一部変換、マニュアルでの変換)の評価
設定コンバーターとは、下記の開発機能の推奨変換方法を提示してくれるものです。下記に該当する場合、確認しましょう。
スキャンの対象機能
・アクションとボタン
・JavaScript ボタンとリンク
・ハードコードされた URL
・Visualforce ページ
・AppExchange パッケージ
これらの機能の中でも特に多い"JavaScpriptボタンとリンク"を実際に試したnoteを公開しています。スキャン実施前にこちらもぜひご覧ください。
2. 準備状況チェックのレポートと1を元にした、既存機能変換の検討
☝️ポイント☝️
全既存機能をLightningアプリケーションに実装する必要があるか、業務プロセス改善の必要性、自動変換ができない機能が標準機能で実装できないかを検討する
例えば、事前入力されている値をレコード作成時に反映させておく必要がある場合、クイックアクションで代替できたり、入力に基づく値の事前入力が必要な場合、Lightningアクションでの代替できる場合もあります。
また、VisualforceページをLightningでは利用できないという方もいらっしゃいますが、それは間違いです。正しく理解してVisualforceページもうまく利用しましょう。
Lightning標準機能での実装できないかを検討することを必ず行なってください。
▼おすすめTrailhead▼
3. 2をもとに変換、実装を実施 (Lightningアプリケーションにデプロイ)
☝️ポイント☝️
優先度付けを行なった結果を元に構築
変換を実施する場合、対応方法はいくつかあります。こちらのナレッジや動画を参考に進めていきましょう。
設定コンバータのスキャンとその変換方法
✔︎ Lightning Experience 設定コンバータのスキャン結果の確認と対応
*各リンクから該当機能の変換方法がわかります。
JavaScriptボタンとリンクの移行とVFページの利用に関する動画
✔︎ JavaScriptボタンとリンクの移行
✔︎ VisualforceページをLightningで利用する
その他Lightningの代替案で提示される機能の情報
✔︎ Lightning Experienceのアクション (ヘルプ)
✔︎ クイックアクション (ヘルプ)
✔︎ カスタムアクションについて (開発者ドキュメント)
もしマニュアルで作成しなければならない場合、こちらのTrailblazer Communityの投稿やサンプルコード例を参考にしましょう。
Trailblazer Community投稿
【Lightningアクションのサンプル・コンポーネント(日本語版)】
(要Trailblazer Communityログイン)
サンプルコードの例
✔︎ Lightningアクションのサンプルコンポーネント
✔︎ LWCを利用したアクションサンプルコンポーネント
その際、機能を開発される方はこちらの入門編の動画を視聴することを強く推奨します。これが理解出来ているかどうかで、機能を余分に開発してしまうことを防ぐことになります。Lightning プラットフォームや開発の考え方など基本を理解するのにとてもわかりやすいです。改めて、皆さんの知識はアップデートされているか確認しておきましょう。
【入門】開発者のための Salesforce 開発 ~ Lightning プラットフォーム基礎 ~
次回予告
いかがでしたでしょうか。
今回は開発機能を調整する際にぜひ考慮していただきたいポイントを紹介しました。
次回は 「5.パイロットを実施」で行うことをご紹介していきます。
Lightningの展開は全ユーザ一斉にしなければならないわけではありません。その辺りを紹介していきます。
ぜひLightningアプリケーションの利用開始を目指しましょう!
この記事「いいな!」と思ったら、無料ですので是非お知り合いにご紹介ください!😃
Lightning Experienceについて何か相談したいときは、是非 Trailblazer Community (「Lightning Experience 日本」グループ) へご投稿を!
▼Trailblazer Communityへのアクセスはこちらも参考に▼