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Lightning利用への6つのステップ(組織によっては5つ) - 1.大まかな展開プランを計画してみよう
こんにちは。furu_showです。
Lightning Experienceの自動有効化が2020年1月に実施され今すぐにでもLightningアプリを利用できる状態になっています。
多くのお客様ではすでにLightningアプリをご利用いただいていますが、なかなかまだLightningアプリをご利用いただけていない方もいらっしゃるのが現状です。
多くの方からこんなコメントをいただきました。
・具体的にどんなことをすればいいのかわからない
・そもそも何から始めたらいいかわからない
・一斉にLightningにするのは正直無理
・既存アプリでLightningで動かない開発機能があり、対応方法を知りたい
そこで、今回から「Lightning利用への6つのステップ(組織によっては5つ)」と題してステップに沿ったnoteを公開していきます。
切り替えのステップをよりシンプルにし、それぞれのステップで具体的にどういうことを行なっていけばいいかを、おすすめTrailheadと合わせてご紹介していきます。初回のテーマは「大まかな展開プランを計画する」です。
Lightningアプリ利用開始までのステップ
まずはステップの全体像を理解しておきましょう。
Lightningアプリ利用開始までの6つのステップ
1.大まかな展開プランを計画する ★今回はここ
2.Lightningについて学ぶ
3.ギャップを分析、事前準備
4.開発機能の調整(不要の場合もあります)
5.パイロットを実施
6.改善による拡大
Lightningを利用するにあたりベストプラクティスとして3つ(11ステップ)の適応パスが公開されています。詳細はLIGHTNING EXPERIENCEロールアウト完全ガイド や 学習マップ Lightning Experienceへの道のり をご覧いただくのがいいですが、もっとシンプルに簡単に理解いただきたいので今回必要なステップを6つに分類しました。
開発して機能を実装している場合、「4.開発機能の調整」で工数がかかることがあります。スケジュールを立てる際はその点に注意しておきましょう。
より細かなステップを理解したい場合のおすすめリソース
✔︎ LIGHTNING EXPERIENCEロールアウト完全ガイド (読み物として利用)
✔︎ 学習マップ Lightning Experienceへの道のり (Trailheadなどのリソースへのハブとして利用)
✔︎ Lightning Experience への移行方法 (ヘルプ&ドキュメント)
大まかな展開スケジュールを立てましょう
なによりもまず行うのはいつまでにやるという「ゴール」を決めることです。
「いつLightningアプリをリリースするか」を決めましょう。その後「いつClassicへのアクセスをOffにするか」までできれば素晴らしいと思いますが、まずはリリースする日を決めることです。
国内外の例を含め、多くのお客様が目安にされるのがメジャーリリースのタイミングです。
メジャーリリースでは多くの新機能がリリースされます。そのため、この新機能検証期間を利用して、Lightningアプリの検証を行う方が多いです。
今回はこのメジャーリリースを1つの起点としてスケジュールを考えてみました。
Trustサイトによると、Summer'20は2020年6月頃のリリースを予定しています(最新情報はTrust.salesforce.com サイトをご覧ください)。
6月に展開するとした場合、逆算してスケジュールを立ててみました。
スケジュール(案)
✔︎ 6月(Summer20リリース): Lightningアプリを展開
✔︎ 5月(Sandboxプレビュー中): 検証する
✔︎ 4月(Sandboxプレビュー前):
・意思決定者の賛同・同意を得る。
・Lightningについて学び、既存組織のギャップを把握する。
・Sandboxプレビューの案内を待ち、必ずSandboxプレビューに参加する。
▼展開スケジュール (案1)▼
もし開発して機能実装をされている場合は6月のSummer20のリリースを検証開始のタイミングとしてもいいと思います。
▼展開スケジュール (案2)▼
さて、どちらが現実的でしょうか。まずは自社組織において現実的なスケジュールを計画しましょう。
大まかな展開プランを計画する上で大切なこと
Lightningアプリへの切り替えに限った話ではないですが、プロジェクトを進める上で重要なことは、検証を行う際に協力を得やすいようにあらかじめ意思決定者の賛同・同意を得ておくようにすることが実はとても大切です。意思決定者とのコミュニケーションは重要です。
しかし、意思決定者への説明には様々な準備が必要ですよね。
資料の作成やデモンストレーションの準備、他社事例など意思決定者のタイプによって準備することが変わってきます。
1.プレゼン資料を準備する
そんな時に役立つのがLightning Experience Enablement Packです。
ゼロから資料を作成する必要はありません!このパッケージは無料でダウンロードができる、コンテンツのテンプレートです。
含まれるもの
・Lightning Experience プレゼンテーション用資料。役員、関係者、チームに新しい Salesforce インターフェースを紹介します。
・カスタマイズ可能なユーザトレーニング資料。新しいインターフェースについてユーザの関心を引き、ユーザが準備できるように対面トレーニングを提供します。
・サンプルのメールドリップキャンペーン。来たる稼働開始についての認知を高め、主要機能について宣伝します。
このパックには、プロジェクトスケジュールテンプレートとロールアウトチェックリストを含め、ロールアウト計画を集中して順調に進めるためのリソースも含まれます。
まずはダウンロードして内容をチェックしてみましょう。
資料ダウンロード方法はこちら
Lightning Experience Enablement Pack
ダウンロード > JAフォルダー > Roll Out Phase > Plan > Customizable User Training Deck v4
2.他社事例を知る
他のお客様の事例を知るには定着化・ユーザ事例サイト 匠に聞け!Trailblazerウェブセミナー がベストだと思います。
その会社が行なったLightningへの切り替えプロセスや、切り替えるきっかけ、そしてどんなことに注意したかをシステム管理者の視点で語っていらっしゃいます。
ぜひご覧ください。
定着化・ユーザ事例サイト 匠に聞け!Trailblazerウェブセミナーを見る
定着化・ユーザ事例 動画サイト
3.展開する方法を知る
「パイロットを実施」のところでも紹介しますが、一気にLightningを展開する必要はなく、そして一斉展開は推奨していません。むしろ一部の方からLightningを展開する方法を推奨しています。
この段階では"どのような方法があるか"をまずは知っておきましょう。詳細は「パイロットを実施」をお楽しみに!
動画で展開について確認する
Journey to Lightning Experience: Plan for a Phased Rollout (キャプションで日本語字幕を選択可能)
4.その他
Lightningアプリケーションを利用開始するというメリットに「モバイルからもLightningアプリを利用できるようになる」というポイントもあり得るかもしれません。会社からではなく外部から業務ができるのはありがたいですよね。生産性向上の1つのポイントかもしれません。
Trailheadで全体プロセスを把握する
今回のnoteを確認したら、こちらのTrailheadを完了させておきましょう。
次回予告
いかがでしたでしょうか。
今回はまずは展開プランを計画することを目的に、全体の切り替えステップをご紹介しました。まずはいつまでに展開するというゴールを決めて意思決定者の同意・賛同を得ておきましょう。
次回は 「2.Lightningについて学ぶ」で行うことをご紹介していきます。
ぜひ一緒にSummer20のリリースをターゲットにLightningアプリケーションの利用開始を目指しましょう!
この記事「いいな!」と思ったら、無料ですので是非お知り合いにご紹介ください!😃
Lightning Experienceについて何か相談したいときは、是非 Trailblazer Community (「Lightning Experience 日本」グループ) へご投稿を!
▼Trailblazer Communityへのアクセスはこちらも参考に▼