どうでもいいにっき #5
何でもかんでも「よし、やるぞ!」と気合いを入れて始めると、大概そんな熱意は二日と持ちはしない人間である、とこれまで200回くらい挫折してきた。この一年間で専門の科目も英語もプログラミングも、何も身につくことはなかった。ここ2年くらいメンツの変わらない教科書たちと、3/4くらい塗り絵で点数が決まったようなTOEICのスコア、全く言語が統一されていないプログラミングの参考書たち。直近1年の事、特に去年の4月から7月くらいはマジで思い出せないくらい何もしていなかった。なるべくして自分は、2回目の大学三年生を迎えることになった。
空前のぼっち系YouTuberの流行に乗って「ぼっち大学生、留年を親に伝えてみた!」を投稿してみようかと思ったけれど、編集が面倒臭くてやめた。試しに投稿してみたクソみたいなクオリティーの動画三本たちはコメントはおろか、低評価すらついていない。M-1グランプリ予想動画では優勝本命を東京ホテイソンにしたら最下位をとりやがった。真のグズはYouTuberすら適性がない。YouTubeのアカウントはしょーもないコメントをとばしては時たま帰ってくる返事を楽しむだけの為に使われている。何の生産性もないですねえ。
去年の後半での成績の結果、必修の単位が6つ足らずに晴れて留年となった。こんなこと親に言えないが、11月くらいにはほとんどの授業を諦めてしまって、2年で落とした授業と実験くらいしかまともに取り組んでいなかった。実のところうちの大学のうちの学部は、4年に上がるだけならそれほど条件は厳しくされていない。そこで余裕をぶっこいていた自分は普通に必修科目の単位が足りないことに、研究室配属のガイダンスを受けている途中に気がついた。こんな出来損ないの愚物に、早期選考のチャンスをくれた企業があり、その中の一社の最終面接の1日前の出来事であった。そこに決まっていたら普通に行きたかったなあ。2次面接で喋ることがなさ過ぎて「学生時代は学業に打ち込みました」などと宣った奴が「留年したので選考を辞退します」なんて電話をしてきたらあきれられるだろうな、嫌だな、とやっぱり自分のことしか考えられなかった。工場の見学やら何やらでいろいろしてくれた、まだ配属されて日が浅そうな兄ちゃんのなんとも言えない声。誠にごめんなさい。しれっと来年もう一回受けたら、通したりしてくれないだろうか。
やりたいこととかやりたい仕事、将来の夢がないわけではないけれど、ひどくふさぎ込んでしまう日にはそんなもの、心の片隅にも残っていてくれない。こうして諦め癖というものが形成されて行くのか、と改めて実感する。決意をしようとも今まで諦めてきたいろいろな事に引っ張られて、「もうどうでもいいか」と思ってしまう日がどうしてもくる。自分はずいぶん軽い決意しかできなくなってしまった。今回はヌルッと始めてしまおう。何よりも今は、きちんと卒業しなければ。昨日は暑くて4時間くらいしか眠れず、今日の授業は2/3手がついておらず、明日提出のレポートは終わっていない。まあ要するにこんなことしている場合ではない。
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