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3500トン型フェリー三番手『プリンス宗谷』

”宗谷海峡の希望”となるべく『プリンス宗谷』が就航。
『ニュー宗谷』『クイーン宗谷』に続く3500トン型フェリーの三番船。

『プリンス宗谷』が就航した1995年(平成7)、ANAが関西空港と稚内間に直行便を就航させ、西日本エリアからの観光客増を図った。その結果、
運航会社によると1995年の延べ旅客数は、70万人を超える実績があったとしている。

稚内港へ入港する「プリンス宗谷」
『プリンス宗谷』
■総トン数 3554トン
■全長 95.70m
■全幅 15.0m
■航海速力 19.5ノット
■旅客定員 夏期632名/夏期以外500名
■車両積載能力 8㌧トラック21台/乗用車66台
■就航 1995年(平成7)3月
■退役 2009年(平成21)11月
「プリンス宗谷」竣工記念カード/内海造船㈱発行
一般配置図
一般配置図
右側:「クイーン宗谷」 左側:プリンス宗谷/稚内港
1等ラウンジ(改造前)
1等ラウンジ(改造前)
2007年10月船体デザインが刷新される。夏空や夏海をイメージした青色が施された。最初に”お色直し”をしたのが「プリンス宗谷」でした。当初、あまり評判が良くなく”海賊船みたい”や”離島航路には、そぐわない”など酷評されたことを憶えています。しかし、現在は観光客からも”斬新で素晴らしい船体色”と評価をされています。
「プリンス宗谷」が表紙の時刻表
利礼航路とサハリン航路の時刻が掲載されている
利礼航路退役後、海外へ売船され、現在はインドネシアで活躍中。船体塗装や船名も利礼航路時代と同じである。
「Prince Soya」

『Prince Soya』/インドネシアのYouTube動画


参考・引用文献
・ハートランドフェリー船舶表
・Marine Traffic.com

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