概要
礼文島の北端にある日本最北の湖。江戸時代の探検家・松浦武四郎の「山川地理取調図」に”モシリトー”(正確には、モシㇼト)という記載があります。「モシㇼ」(島)、「ト」(湖)は、”島の湖”の意味。
久種湖は、船泊市街地に接するアイヌ語でオショナイ川(川尻にある川)/大備川に船泊湾からの北風にあおられてできた砂丘により河口がせき止められた湖です。
周囲約4.2㎞、面積0.49㎢、最大水深5.2mの淡水湖です。
南岸には、ミズバショウの群生地があり、西岸には、町営の「久種湖畔キャンプ場」があります。
キャンプ場は、最近のキャンプブームを反映して利用者が増加中です。
以前、南側には、日本最北端の牧場がありましたが、現在は、草地になっています。
渡り鳥のシーズンには、カモなどの野鳥が羽を休めており、バードウオッチングにも最適地です。
湖岸には、キャンプ場を起点に湖を巡る4.2kmのトレイルコースが設定されています。
湖の西側沿い1.7kmの区間は、未舗装(一部木道)、湖の東側沿い2.5kmの区間は、舗装された車道です。
湖には、明治時代に地区の小学生が放流したコイやフナ、それにアメマス、ワカサギも生息しています。
晴れた日には、湖面に映る”逆さ礼文岳”を見ることができます。
アイヌ伝説
久種湖にはアイヌの悲恋話が伝わっています。
久種湖畔キャンプ場
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