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"蟹族"と”アンノン族”を運ぶ『礼文丸』

REBUN MARU
利尻島鴛泊港

礼文丸(新造船/鋼鉄船)
■総トン数 184.17トン
■馬力 320馬力(阪神内燃機製ディーゼル機関1基)
■全長 35.25m
■全幅 6.40m
■速力 10ノット(時速 約18キロ)
■旅客定員 105名(2等32名/3等73名)
■乗組員 13名
■起工 1957年(昭和32)4月20日(株式会社 金指造船所)
■進水 1957年(昭和32)6月29日
■竣工 1957年(昭和32)7月30日
■就航 1957年(昭和32)8月
■改造 1964年(昭和39)
■退役 1982年(昭和57)6月(廃船)

左側:礼文丸 右側:第三利礼丸/どちらも乗船客でいっぱい/稚内港
昭和40年代の稚内港/"蟹族”とよばれた大きなリュックを背負った若者の姿/稚内港

Episode
利尻島、礼文島は、1965年(昭和40)『利尻礼文国定公園』に指定され、全国の注目を浴び、観光客が急激な増加をみせる。その観光客を運んだのが『礼文丸』『利尻丸』『利礼丸』『第三利礼丸』である。当時は、”蟹族”と呼ばれた大きなリュックを背負った若者たちが島を目指した時代。
まさに”蟹運搬船”であった。

少人数の若い女性の姿が確認できる。おそらく昭和40年代中頃から現れた『アンノン族』だろうか? また、ドラム缶を再利用した”焼却炉”(写真手前)にも懐かしさと昭和を感じる/稚内港
島より観光客を”満載”した礼文丸が稚内港に到着する/稚内港
礼文丸のような小さな船にこれだけの人たちが乗下船するのだろうか/昭和40年代
船が手前に何となく”傾いている”気がする。。。/昭和40年代
利尻島沓形港/1957年(昭和32)10月
”晩年の礼文丸”だろうか?かなり”傷んでいる”気がする/稚内港
船主が最も”傷んでいる”気がする/稚内港

参考・引用文献
・ハートランドフェリー船舶表


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