ハノイ4日目
ハノイ4日目はニンビンのツアーに参加することにした。昨日ガイドさんをホテルのロビーで待っている時、ツアーデスクの人がニンビンにも行くべきだ!!と激推してきたツアーであった。インド人にもニンビンは良かった、行くべきと言ってもらって、背中を押してもらってツアーに参加することにした。1日がかり昼食付の7000円位のコース。昨日の大きいバスに比べるとこじんまりとしてて20人弱の参加人数だった。
最初に謎のセンターに連れて行かれ、商品の実演販売、そこをスルーしてバスに再び乗り込む。その後はお寺のようなものをたくさん見て回った。日本で言う京都みたいな雰囲気だった。そこでノルウェーから来たクリスチャンと仲良くなった。私より2個も年下なのに落ち着いていて大人びて見えた。彼らも若い私たち2人に気を許したのか、その後も何かと一緒に回るようになった。写真を撮ろうかと声かけても良い、大丈夫と、シャイな人。けれども話しかけていくたびにどんどん話してくれるようになり、仲良くなれるのがとても嬉しかった。クリスチャンは昼食の時にも私たちのところに来て一緒に食べた。昼食はビュッフェで、好きなものを自分で食べられる。もちろんベジタリアンマークとそうでないものもあり、それが本当にありがたい。充分お腹いっぱいで美味しく食べられた。
その後の下り、ボートを2時間も洞窟の中を下ったりする。そこでもたくさんお話ができて、まだまだ自分の英語の出来なさにがっかりもしたが、コミュニケーションはよく取れた。これがまた英語のモチベーションにもつながる。日本の事とノルウェーのこと、今まで行ったり、旅先の事など、いろんな話をした2時間。あっという間だった。楽しい会話と高揚感と美しい景色で。その後バスに戻る際にランタンでたくさんぶら下がった道を通った。それを見てベトナムに来たんだなと実感した。ほんとに美しい。
そしてその後はまたバスへ戻り、最後の目的地へ、蓮の畑や崖のようなところを登って山を見渡せる。本当に絶景だった。しかし安全の保障は何もない。チェーンでなんとなく囲われているだけですり抜けがとても簡単。足を滑らせたら死んでしまうかもしれない。危険と隣り合わせで、それでも怖いもの見たさと、絶景を見逃したくないと言う思いだけで登った。上から見る景色は、正直人が多くて、十分に満喫はできなかったが、確かに見渡しは良く、危険と隣り合わせ。だからこその感動もひとしお。友達もここはしっかりなきゃと思っていた。夕日もめちゃくちゃきれいに見えたし、夕日の時にちょうど母親と電話ができて、この美しい絶景をおすそ分けで一緒に見られた。本当に楽しい。楽しい旅だった。
帰りがけにフィリピンの夫婦と少ししゃべって日本が大好きだと言ってくれた。そういうふうに言ってもらえるのがすごく嬉しいし、私もフィリピンに行ってみたいと思うから、連絡先を交換してまた会う約束をして、帰りの帰路についた。最後クリスチャンとお別れする時もまたノルウェーか日本で会おうね、と1日で仲良くなったのにお別れしてしまうのはとても寂しかったが、それも旅の醍醐味。いつか会えることを信じて、旅を続けていきたい。