【旅行記】沖縄離島めぐり②
①を投稿してから1ヶ月近くが経過し、早くも記憶が薄れつつあります。これ以上すっからかんになる前に記録を残せればと思います。
3日目
2泊3日で滞在した宮古島を離れ次なる島へ。
お次は大自然が残る西表島です。
昼前に宮古島空港を経ち、石垣空港です。
初めてプロペラ機に乗ることができ、ここでもテンションが上がりますね。
石垣島からはフェリーで西表島に向かいます。
この日の海は荒れ気味で、当初予定していた港行きが結構とのことで、行き先は急遽西表島のもう一つの港となりました。
宮古島に着くと、ホテルの送迎バスに乗ります。
正直ここまでの旅の疲れも出始めてはいますが、車窓から見える壮大な自然に目が覚めます。
僕にとってこれがとても感動的な風景でした。
田舎生まれ、田舎育ち。
自然は見飽きていて、いまでもビル群に感動するのに。
緑の濃さ、植物の密度、清澄な空気。
どれをとっても迫力や生命力がこれまで見てきた自然とは異なります。
そうこうしているうちにホテルに到着。西表島では星野リゾートにお世話になります。
南国リゾートらしいロビーや広々とした部屋で落ち着いた滞在ができます。
ほんとに星野にして良かった!
夜はホテル近くのイタリアン(風居酒屋?)で色々いただいて1日終了!
明日からの冒険に期待して眠りにつきます。。
4日目
朝起きると島のスーパー(といってもコンビニより少し広い程度の個人商店)で買っておいたパンをいただきます。簡単な朝食を済ませていざロビーへ。
この日は西表島の自然満喫アクティビティなのです。
あいにくの天気ではありますが、雨は降っておらずどちらかというと過ごしやすい気温です。
ガイドさんの運転に揺られてカヌースポットへ。
駐車場からカヌー乗り場へ徒歩で向かう途中にも、八重山蚕のめっちゃでかい幼虫やトカゲを次々にガイドさんが発見し、興奮した様子で写真に撮り、捕獲し、我々に見せてくれます。(妻はトカゲにビビり倒していました)
いざカヌーへ。
カヌーを漕いでいる間、やや風や海からの波があるものの、すぐにコツを掴んでのんびりですが進んでいくことができます!
左右を見渡すとマングローブ林と汽水の川面が広がっています。
ツアーの始まりと終わりで潮の干満があるとのことで、行きしなはマングローブの特徴的な根っこの形やそこに遊びに来た鳥の声、猛烈な音を出すエビのパンチ音(時折、パチンっ!と大きな音が聞こえる)を聞きながら、目的地を目指します。
カヌーを降りるとそこから少々のトレッキングです。
道中でもさっきよりも大きなトカゲを捕獲したり、サキシマスオウノキという大木の特徴的な板根を観察したり、退屈せずにガイドさんの話を聞きながら歩を進めます。
20分ほどするとお目当ての絶景が!
もはや死語のような気がしますがマイナスイオンを全身で浴びます。摂取摂取。
ガイドさんの用意してくださったコーヒーを飲んで一息ついて、再びカヌーを漕いで出発地に戻ります。
シャワーを浴びて汗と川の水を流し、ツアー会社の待合室でお弁当を食べると、お次の目的地を目指します。
次なる目的地は由布島。西表島から水牛車で行ける小さな離島です。
この島は西表さん(本当の苗字)が開拓した島で、元々はそれなりの人数の住民がいたそうですが、過去の伝染病の関係や利便性から西表島への移住が進んだそうです。
今でも由布島には西表姓の方がお一人住まわれているそう(それでもほとんどは西表島で過ごしているみたいです)。
のんびり水牛車で由布島に向かうと、そこは非常に整備された植物園。
園内には南国の蝶々や植物がおり、小さなカフェスペースもあって、だけどじっくり回っても2時間程度。
小さな島で、だけど見どころがあって時間がゆっくり流れていて。
由布島に行ったタイミングでたくさんの修学旅行生がおり、やや騒がしい感じではありましたが、あの年代の時に由布島にきてもこの良さを存分に味わえただろうか。
彼らは彼らで忙しい日々はあるけれど、青春真っ只中の楽しさといえば、友達と目一杯遊んで、部活に打ち込んで、勉強もそこそこやることだったよなぁ。
彼らと違う点は、自分で稼いだお金でのんびりとした時間を得る。これって大人になって初めてわかった感覚なような気がします。
彼らには彼らの、僕には僕の楽しみがあって、少し前の僕の時間を彼らが過ごしているんだろうぁ。
由布島観光が終わるとレンタカーで西表島のあれこれを巡ってみることに。
西表島には大きな国道が一本だけで、その大部分は脇道なんてなくて大自然が広がっています。
何が言いたいかというと、あんまり観るところがない笑
大人しくホテルに帰り、この日の夜は地元で人気の居酒屋へ。
店内は観光客とガイドさんらしき人たちで賑わっています。
やはり人気店。何を食べても美味しい。特にイカ刺しを炙ったやつが最高。
西表島には野生の猪がいるそうで、この時期はちょうど猟期とのことで、島ジビエが食べたい!とずっと思っていましたが、残念ながら入荷がありませんでした。
西表島の猪は、なんと叩きや刺しでもいただけるそうです。
交雑の歴史の中で、西表島という閉ざされた空間であったため、一般的に豚の生食にある肝炎のリスクがないそう。
とはいえ、動物の生食は自己責任で。
これにて西表島2日目は終了です。
旅も半分を過ぎました。いささかの疲れを抱えてどうなっていくのか。