憧れと、目標と、相棒と
ŹOOĻ・御堂虎於の夢小説です。
ヒロインは小鳥遊紡ではありません。
初めて見たヒーローショー。遊園地の一角で行われていた会場は子供たちでいっぱいだった。ほとんど男の子が多かったから、私は目立っていたかもしれないけど、そんなことは気にならないくらい夢中だった。周りの子たちに負けじとヒーローを応援していた。ただ…ああ、あの子選ばれてる。ストーリーが進む中で進行役のお姉さんに選ばれるのはやっぱり男の子で。正直悔しかった。けど、嫌いになることはなかった。そして、それが、きっかけだったと思う。
女の子は、赤やピンク。お人形遊びにおままごと。当たり前のように目に見えない線のようなもので分けられているそれに、私も当てはめられる。親戚の集まりのような場所ではたいていそういう括りにされていた。けど、私は色なら青とか緑で、お人形さんやおままごとよりも戦うヒーローがなにより好きだったから、日曜日の朝に放映されている戦隊ヒーロー番組は毎週リアタイ且つ録画しては繰り返し見ていた。休みの日なのに早起きを欠かしたことはなかったから、これが夏休みのラジオ体操ならば皆勤賞だろう。…不思議とそのラジオ体操にはほとんど起きられなかったけど。ーーそれぐらい私はヒーローに憧れていたのだ。
進路を決める頃、みんなが進学や就職と決めていく中、私は三者面談ではっきりと言った。
私、ヒーローになります!
…いや、さすがにもっと違う言い方をしたけれども、気持ちはまさにそれだった。担任の先生も親も目を丸くして、少し間を置いてからどうした、なに言ってるの、本気なのかとかいろいろ言われた。まぁ当然だよね。けど、私はいたって本気で大真面目だったのだ。それからも全く主張を曲げない私に最後は先生も親も折れて、頑張れと応援してくれるようになったのだ。その後も本当にいろんなことがあったけれど…今、私はここにいるーー。
カキンッ、カキンッ、カツッ。そんな擬音が鳴り響いている。ここは日曜朝に放映中のヒーロー番組の撮影現場だ。そう、私はあの憧れの戦隊ヒーロー番組に出られているのだ!とはいってもメインの役ではなく、研究員という役なのだが、私にとっては大きな一歩だった。もちろんメインの役者たちのシーンの撮影を少し離れた場所から見ている今は、顔にこそ出さないが…本当は舞い上がっている。ダメだ、気を抜いたらと自分を落ち着かせる。誰にも気づかれないように深呼吸する。…よし、大丈夫だ。ちょうどその時、カットがかかって現場の空気が和らいだ。役者やスタッフがあれこれと移動や作業をする中で、少し大きめの声があがった。
「御堂さん!」
…ん?御堂さん?誰だろう?そんな名前の人、今日の現場にいたっけ?私は台本に目を落としながら思案するものの、そんな珍しい苗字の人に心当たりはない。誰かの知り合いだろうと納得することにした。と思ったのに、監督や偉い立場の人にいやに歓迎されているその渦中の人物が気になった。
「ようこそおいでくださいました、御堂さん!」
「どうも、御堂虎於です。今日はこのような機会をいただいてありがとうございます」
「いえいえ、こちらこそ私共の番組にお力添えをいただきありがとうございます。お父様並びにお兄様にどうぞよろしくお伝えください。お疲れではありませんか?」
「いえ、大丈夫です。邪魔にならないところにいるので、俺のことはどうぞお構いなく」
きれいにお辞儀をする背の高い若者に監督たちもそれぞれ頭を下げて移動していった。…監督たちにああまで出迎えられる彼は、一体何者?正体不明の謎の若者の出現…好奇心がわく。そうこうしているうちに若者は隅に移動して壁を背にしてはキョロキョロと視線を動かしている。…なんか怪しくない?好奇心と共に私の正義に火がついた。そこでどうにか平静を保ちながら近くにあったパイプ椅子を持ってその若者へと近づいた。自分に向かってくる気配にさすがに気づいたのであろう若者がこちらを見てふっと笑った。…!?
「こんにちは。お疲れ様です」
「こ、こんにちは。お疲れ様です」
先に声をかけられた私は思わず怯んでしまった。いかん、動揺するな。大丈夫。心の中で深呼吸。
「これ、パイプ椅子ですけど…よかったらどうぞ」
「ああ、お気遣いありがとうございます」
ふぅ、とりあえずはOKかな…って、あれ?若者は受け取ったパイプ椅子を床に広げたまま座ろうとはしなかった。なんで?
「…あの、座らないんですか?」
「俺だけ座るわけにはいかないでしょう」
「?あなたのための椅子なので、どうぞ座ってください」
「そういうわけにはいきません」
意味が分からない。
「いえ、お客様を立たせているわけにはいかないのでどうか座ってください」
「俺は客じゃないですよ」
「…え?なら、どうして監督たちがーー」
「俺の家がこの番組のスポンサーなので。本当は兄が来るべきところだったんですが、来れなくなったので俺が代わりに来たんです」
「え!スポンサー!?そ、そうでしたか!い、いつもお世話になっております!…ってだとしたら尚更立たせたままではいられません!どうぞ座ってください!」
まさかスポンサーの関係者だったとは!丁重に、丁重に!
「いえ、結構です。お気遣いなく」
「そうはいきません!お願いですから座ってください!!」
相手も引かないけど、私も引くわけにはいかない。食い下がる私に相手は先程とは違う、ぷはっと笑った。
「…もう崩してもいいか。ーーアンタ、頑固だな」
「…よく言われます。けど、あなたも結構頑固ですよね?」
いきなりの口調の変化に戸惑ったけど、なんとか対応したものの…これは失礼かな!?だ、大丈夫と、思いたい!
「まぁ、そうかもな」
笑顔で答えてくれたから大丈夫だと思いたい。思おう。というか、監督たちへの挨拶に来たのならもう目的は終わったはずなのにどうしてまだいるんだろう?
「アンタは、スタッフか?」
「え!?い、いえ役者です!」
突然の質問に驚いたけど…そうか。派手な見た目でもなんとなく気品を感じるこの人から見たら、私は役者に見えないのかな…毎日忙しく私たち役者のために働いてくれているスタッフさんを決して卑下するわけじゃないけど、この人の目には私は…地味、に見えるのかな…?不特定多数というか…マズイ、なんか完全にマイナス思考だ、いかんいかん!
「悪い、役者なんだな。どうりでスタッフにしては目立つと思ったんだーー目を奪われるというかな」
…!?はい??え、今この人なんて言ったの?いやいや落ち着け!きっとたいした意味はなくて、むしろそのままの意味でそれ以上でも以下でもないんだから!
「私が、ですか?」
「ああ…一流のものを見てきた俺の目に狂いはないぜ」
今度はどこかのスターの誘い文句のような台詞とウインクときたものだ。…やっぱりね、そうだと思った。納得して気持ちを落ち着かせる。と同時に今度はなんだかメラメラと闘争心みたいなものが芽生えてきた。
「そうですか。それはさすがいいものに囲まれていらっしゃるんですね。羨ましい限りです。…ところで、それなら尚更座っていただけませんか?そのような方をいつまでも立たせておくなんてできませんから」
作り笑顔で言いきる私に、相手は目を見開いたものの、すぐに最初の時のような笑みを浮かべる。
「それはできないと言ってるだろ」
「どうしてですか?…ああ、パイプ椅子しかなくて申し訳ありませんけどーー」
「ーーアンタが立ってるからだ」
今度は私が目を見開いた。相手はじっと私を見ている。
「女性のアンタが立ってるのに、男の俺が座るわけにはいかないだろう」
意外な台詞。どこかの映画のようだ。一瞬、停止しかけた思考を、どうにか動かす。ここは銀幕の向こう側ではない撮影現場だ。
「…お気遣いありがとうございます。ですが、私のことはお気になさらず」
私の言葉に相手は一度息を吐いたかと思うと、次はハハハッとそれまでのどれよりも大きな声で笑った。なに?この人…人を見て失礼じゃない?そんな怪訝な私の表情に気づいたのだろう。相手はふっと笑って顔を近づけてきた。…!?
「あー悪い。アンタのことを笑ったんじゃない。…それにしても、アンタ。俺のことを知らないのか?」
は、はぁ!?いきなりなに??というか近い!
「む、無知で申し訳ーー」
「そんなことはない。…畏まらなくていいから、口調崩せよ」
大丈夫だから。強引な言い方なのに最後のその一言は、どこか安心した。
「…知りません。ごめんなさい」
「いや、いい。気にするな。俺もアンタのことを知らなかったからな、おあいこだろ」
目を細めて微笑んで告げる相手に、ドキッとした。
「じゃ、改めて。御堂虎於だ」
「あッ…私はーー」
「邪魔して悪かったな。それじゃ」
手をヒラヒラとさせてその人は離れて行った…。
御堂虎於。そう名乗ったあの人を知るのには時間はかからなかった。なにせŹOOĻというアイドルグループのメンバーだったから。今や各メディアで彼らを見ないことはないのではないだろうか。そう思えるほどの人気者だったのだ。
「そして、あの御堂グループの三男って…セレブ中のセレブじゃない。納得の気品だわ…」
出番を控えた待機時間、休憩スペースに腰掛けてŹOOĻが特集された雑誌を広げて御堂(さん)のところを読んでいる。ふと、ため息が出る。
「ーー恵まれてるんだなぁ…神様、不公平」
つい弱気になってしまった。比べ物にならない差を比較してしまって勝手にへこんでいる。と、そこへ声がかかった。
「よぉ、また会ったな」
「!み、御堂さん!?」
声の主は先日出会った御堂さんだった。というかたった今、彼の記事を読んでいたから…なんていうタイミングなのッ。そんな私の心情なんてつゆ知らず、御堂さんは向かいの席に当然のように腰掛けた。え、自然すぎない…?なにこれ…
「相席いいか?」
「すでにされてますが」
「ハハッそうだな」
「…今日は座るんですね」
「ああ、アンタも座ってるからな」
本当に、なんでこうスマートにこういう台詞が言えるんだろうか…セレブってみんなそうなの?英才教育の一環??
「今は待ち時間か?」
「はい。…御堂さんもですか?」
「お。俺のこと調べたのか。いや、俺はもう今日は終わったところだ」
「そうですか。お疲れ様です」
「だから、見にきた」
「なにをですか?」
「アンタを」
「!?なッ…ゴホッゴホッ」
「おいおい大丈夫か?水飲め、水」
そもそもあなたがいきなりまたわけの分からないことを言うからなにも飲んでなかったのに、言葉にならなかった唾が絡んで咽せたのに…!まったく、なんなのもうッ…
「…ありがとうございます」
ようやく落ち着いてとりあえずお礼を言った。私の水だけど。
「どういたしまして。…水、なんだな」
「…え?そうですけど」
「ーーいや、俺の仲間にも役者がいるんだが、そいつも本番前は水だって拘ってるから理由を聞いてみたんだ。そしたら、お茶…特に烏龍茶はのどに必要な油もとってしまうから撮影前やLIVE前は水にしてるって教わってな。初めて聞いたから勉強になった。深いもんだなと思ったんだ」
「…なるほど、そうですね。それは私もそうです。さすが棗さんですね」
「ハハッだろ?」
得意げに仲間を誇る御堂さんは、小さな子供のようだった。なんかかわいらしく見える。ふっと笑みがこぼれる。
「ーーようやく笑ったな」
え、と音になる前に御堂さんは続けた。
「アンタがなんだか塞ぎ込んでたように見えたからな…しかも俺たちの雑誌を見ながらだろ?気になるさ」
「そ、れは…その、なんでもないです」
「ま、そうじゃなくても声かけたけどなーー気になってるから」
「…え?」
御堂さんの目は優しくて真剣だった。
「ーー俺は、モテる」
「…は?あ、でしょうね」
その真剣な目でなにを言い出すんだ、この人はと出会って何度目かの呆れで目を逸らす。
「だからこそ、本気がほしかった」
真剣なその声に再び目を合わせる。
「声をかけてくる女…ああ、いや…女性は『御堂グループの俺』が目当てなことが多い。誰も『ただの御堂虎於の俺』を見てくれない…必要としていないんだ。最初は気持ちを伝えられても、結局本当の俺を見せたら皆去って行った…まぁ仕方ないだろう。御堂のブランドは確かだからな」
「そんな…」
そう言う御堂さんの目は寂しそうで…まるで泣いている小さな子供のようだった。全然さっきのかわいらしいと思った子供のような姿とは違う。私は自分を恥じた。この恵まれた人に悩みなんてないなんて思ったことを…第一悩みがない人なんて、そんな人いるわけないのに。
「…ごめんなさい。私、御堂さんのことを誤解していました」
「いや、気にするな。…そもそも俺たちは再会してまだ日が浅いからな」
「はい…え?さ、再会??って」
御堂さんの突然の言葉に脳内がはてなマークで埋まる。御堂さんはやっぱりな、と苦笑する。
「俺、子供の頃に遊園地のヒーローショーに行ったことがあるんだが…そこで俺たち、一度会ってるんだよ」
「え、ええッ!?」
思わず大声を出してしまって口を覆う。予想通りだな、と御堂さんはさらにおかしそうに笑っている。なにがなんだかわけが分からない。御堂さんと会ってた?あの遊園地で??ま、まずは話を聞こう!
「ヒーローショーの会場は案の定、男が多かったんだが…チラホラ女もいることはいた。だが、見た感じだとだいたいが男兄弟の付き添いとかが多くて全然見てなかったり、母親に話しかけてばかりだったんだ。その中で、男に混じって負けじと応援する女が一人いてやたら目立ってたし、男っぽい服装をしていたからよく覚えてる。ーーアンタだろ?」
聞けば聞くほど、鮮明に甦ってくるあの頃の記憶…確かに御堂さんの言う記憶とバッチリ合ってる。顔が熱くなる。
「はい…きっと、というか私です。絶対に」
「やっぱりな。人違いじゃなくてよかった」
心の底から笑っているような御堂さんは、やっぱり素直な小さな子供のようだ。…案外、コロコロ表情が変わる人なんだな。ーーあれ?疑問が浮かんだ。
「確かに私たちはその時に同じ場所にいたかもしれませんが…出会っていないのではないですか?」
甦った思い出の場面に、私が御堂さんと出会った記憶はない。
「ああ、それか。それはストーリーが進むと、子供の中から一人声をかけられただろ?あの日、進行役に選ばれたのが俺だったんだよ」
「え!?えええッ!?」
今日何度目かの驚きだ。隠せるわけない。
「さすが役者。声でかいな」
目の前でおかしそうに笑い続けている御堂さんの指摘にもう本当に顔から火が出そうだ。そして、さらに甦ってくるあの日の場面に…朧気ながらも選ばれている男の子の顔は、若かりし御堂さんだった。
「ーーあの男の子、御堂さんだったんですね」
「ああ、思い出してくれたか」
「それにしてもよく私だと分かりましたね」
「ああ、それはな…俺が選ばれた時、なんだか視線を感じて見たら…泣きも怒りもしていないが、静かに怒りを抑えているようなものすごい目でこちらを見ている子供がいたからな。それが先程真剣に応援してた女だとすぐに分かったんだ」
御堂さんの説明についに私はテーブルに突っ伏した。
「〜〜〜恥ずかしくていたたまれません!!」
「ハハハッ!まぁ、それほどアンタは人目を引く存在でもあるということだろう。だから、そう悩まなくてもいいんじゃないか?」
「…え」
顔を上げると、御堂さんの優しい目と合った。
「ーー先日再会した時、アンタをスタッフか?と聞いたが、あれは本心じゃない。もちろん俺も俺たちのために奔走してるスタッフには感謝してる。そこは誤解してくれるなよ」
「は、はい…」
なんだか気圧されるけど、これが御堂さんの伝えたい本音なのだろうな。
「あの日、再会したアンタと話すまで子供の頃に出会った人だという確信はなかった。まぁ、一目見て似ているとは思ったが…話しているうちに記憶と合致して確信したんだ。ああ、あの日出会った人だとな」
そこで言葉を区切ると、一度咳払いをして続けた。
「それに…ずいぶん大人っぽくなっていたからな。どう話すのが相応しいのかが分からなかった…こんなこと初めてなんだ」
今の御堂さんは、それまでのどのイメージとも違う…なぜなら彼は気まずそうに頭を掻きながら、口元はへの字だが、その頬はうっすら赤く染まっている。…これはレアだ!きっと見たら誰もがそう思うと思う。
「だが、あのことでもしアンタを不安や不快な思いをさせてしまったのだとしたら…悪い。すまなかった」
頭を下げて謝る御堂さんに私はハッとして動く。
「いえいえ、そんな!顔を上げてください!」
「…許してくれたか?」
「許すもなにも、私自身の問題で…って!と、とにかく御堂さんは悪くないですし、私は大丈夫ですから!」
「…本当か?」
「本当です!!」
そっか、と安心したように笑って顔を上げてくれた御堂さん。ドキッとした、前にもこんなことあったな。…あ、なんか分かった気がする。
「ーー御堂さん、ヒーローが好きなんですね」
「ああ!…たとえイメージじゃない、子供っぽいと言われても、本心は偽れないし…偽る気もない」
「いいと思います。私もずっとヒーローが好きで、自分がなりたくてこの仕事を選んだので」
「自分がなりたくて、か…フッ、アンタらしいな」
二人で笑い合った。ひとしきり笑ってから、御堂さんが口を開く。
「ーーアンタ、かっこいいぜ。そういうところ…いいな」
またしても銀幕スターのような台詞にドキッする。
「あ、ありがとうございます」
「守られるだけのお姫様じゃないってところも、尊敬する」
「はい!私は誰かを守れるヒーローになりたいんです!」
笑顔で握り拳を見せると、御堂さんはうん、と頷いてくれた。
「…そうだな。なら俺は、そんなかっこいいお姫様を守れるさらにかっこいいヒーローにならないとな」
「…え!?」
今の、聞き間違いだろうか?じゃないよね??思わず御堂さんを見ると、優しく微笑んでいたが、なにかを言おうとする私より先に告げる。
「ーーそういうわけだから、まずは俺に役者のイロハを教えてくれ。いつか俺も戦隊ヒーローになりたいからな!」
「へ!?あッ、は、はい!」
ぎこちない私にふっと笑った御堂さんから、さらに一言。
「俺に媚びないアンタのそういうところ、気に入ってる。ーーこれが、俺の本心であり本気だ」
監督様、スタッフ様、皆々様…申し訳ございません。今日の私は守れるか分かりません、なにせ自分の心も守れているのか…悪戯っ子のような背の高い青年にまんまと心を乱されています。私は目の前にいる御堂さんを恨めしげに見る。彼は得意げな笑顔を返してくる。…悔しい!ドキッとするのが悔しい…ッ。なんて言っていられない!
待機時間が終われば、私は研究員!守ってみせる!ーー相棒と再会したのだから。
END
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