対面完全封殺 3C新生
皆さんお久しぶりです。まっさです。7/1、新制限が発表となりました。
契約編突入以降、各地の大会で猛威をふるっていた蒼波からヴァルシャルクとシンクロノス、グラナートゴレムが禁止に送られました。
これにより、ディザイアタンこそ残ったとはいえ、強力なパワーを持つカードを相当数失ったことで蒼波は弱体化。逆にこれまでグラナートゴレムに苦しめられてきたグロウカイザーやグロームランポなど、契約編のフィニッシャーたちが活躍するようになると予想されます(緋炎はリバーサルを失ったため、かなり勝率が下がると思われますが…)。
前置きが長くなりました。今回は6/25日に発売されたダッシュデッキ”無限の絆”とプレミアムカードセットのカードを使った新生デッキをご紹介します。
これまで誰ひとり目を付けていなかった最強カードも合わせてご紹介しますので是非最後までお付き合いください!
目次
1:新生とはどのようなデッキか
2:8/1以降もヴァルシャルクを使う方法
3:リストと簡単な解説
1:新生とはどのようなデッキか
6/25日に登場したダッシュデッキ”無限の絆”を軸とした契約デッキです。同時にイアン、ショコラをテーマとしたカードセットも販売されており、これらを組み合わせてバトルを楽しむことができます。
フィニッシャーとなるのはこちらの3枚。モーニングスターは金雲のカードなので今回は割愛します。
ムゲンドラゴンファーストスターはアタック時にマジックアクセルの使用を制限し、OCにより単体で3シンボルをぶつけられます。これにより一見苦手に見える絶甲氷循を擬似的にケアしています。
ドライアンシューティングスターは自ターン中の常時効果でアタックステップ/ターンが飛ぶのを阻止でき、現状採用率の高い防御札である絶甲氷循やファラオムを無効化できます。OCを発揮すると10以下破壊と疑似強襲。この強襲にはターン1制限などがないため、自分の場にネクサスがある限り何度でも起き上がって殴ることができます。また、すべての効果が煌臨中でなくても使用できるため、試合後半は素出しも視野に入ります。
このように一見高い攻撃力を誇り、非常に強そうに見える新生ですが、明確な弱点が存在します。
受けの契約煌臨で簡単に面が壊滅する
ことです。例えば、対面が血晶だったとして、相手がこちらのアタックステップにシュバルバットを契約煌臨します。すると新生側のアタッカーたちには耐性がないため、簡単にアタッカーが全て消滅してしまうのです。
これは金雲対面でカンムリグリフォンやショコラモーニングスターを乗せられた場合も同じです。
契約編のデッキたちはだいたいのデッキが相手の受け煌臨を封殺する手段を有しています。
血晶であればシュバルバットやフォグニールで相手のソウルコアをトラッシュに送る、金雲ならサンクティファイドライトで黄以外の全てのカードを使えなくする。
碧雷であれば相手の契約スピリットを重疲労させてインクリースやグルナバードで効果を発揮させなくすることができます。
しかし新生には相手の受け煌臨を否定する手段がないため、対戦相手の練度によっては全く攻撃が通らない、なんてこともあります。契約スピリットたちのコストが3であり、グロウやランポ・シャックに比べて重たく、カウントの増え方も他の契約と比較して遅い新生でこれは致命的でした。
むろん、カシウスやファラオムを入れることでこれらの契約煌臨に対処することはできます。しかしそうなると「なんで新生なの?緋炎の方が早くない?」「蒼波でよくない?」となってしまい、他の契約と比べて「新生である強み・利点」を見つけ出すことが出来なくなってしまいました。
2:8/1以降もヴァルシャルクを使う方法
ところで、8/1から新たに禁止されるカードとして醒海皇ヴァルシャルクがあります。
転醒編1章で登場して以降、青起幻や3C起幻のフィニッシャーとして環境を席巻。その後絶甲・爆炎撃などのメタカードの登場や、最強のパートナーだった新しき世界の制限によって環境から姿を消すものの、契約編に入って再び登場。公式には当初から危険視されており、契約編開始前に制限1にされていましたが、蒼波の圧倒的ドロー力を武器にそんなことお構いなしと暴れ回り、数多のバトラーを戦慄させました。
そんなヴァルシャルクもさすがにやりすぎたようで公式から鉄槌が下り、8/1より禁止カードに。
でも皆さん、8/1以降もヴァルシャルク、使いたくないですか??
僕は使いたいです。だって強いもんww
今回はここまで読んで下さった皆さんに特別に
8/1以降もヴァルシャルクを使う方法
をお教えしたいと思います。
3:リストと簡単な解説
と、その前にまずはリストからご紹介します。
「早くヴァルシャルクを使う方法教えろ?」まあまあ落ち着いてください。せっかちな男はモテません。彼女いない歴史22年の僕が言うんですから間違いありません(笑)
8/1以降もヴァルシャルクを使う方法・・
それはこのカノン・アームズを使うこと
です。テキストを確認しましょう。
【合体時】このスピリットのアタック時
相手のデッキを1枚破棄する。このバトルの間、相手はこのスピリットの効果で破棄したカードと同じ色の手札のカードを使用できない
あれ?あれあれ??
時代は令和4年。環境にいるデッキはほぼ全て契約。そして契約はほぼ全て単色デッキ…
バンダイさん!!このカード規制しなくていいんですか???
皆さんもうお分かりですね?契約編のデザインは色毎の特色を伸ばすものであり、同じ色(同じ系統)で固めることで強くなります。
しかし、このカノンアームズはそれを逆手に取り、相手の受けを否定します。
「いやいや、確かに強いかもしれないけど、ハンド保護持ってる絶甲で止まるだろww」
はい、絶甲でも止まりません。
このカノンアームズの採用により、新生は
最大の弱点であった「相手の受け煌臨」を否定しながら、絶甲ケアして相手が死ぬまで殴り続ける文字通りの殺戮マシーン
となりました。しかも、カノンアームズの軽減は赤2と青2。赤青黄の3Cである新生との噛み合いは完璧で、これは他の契約デッキとも差別化できています。
7/9 リスト更新
・ムゲンファーストスター:3
・イアンシューティングスター:0~1
このデッキのフィニッシャーです。カノンアームズをくっ付けて殴ってるだけで勝てます。ムゲンは煌臨条件が少し厳しい反面、1発で4点持って行くことができる点を評価。イアンを主軸に据える場合、ネクサス8枚は欲しいところ。
・契約スピリットムゲン:3
カウントが増えた時にソウルコアを回収できる唯一無二の効果の持ち主。コストが3と重い代わりに魂状態でも使えるのが魅力。これにより連続煌臨でアドバンテージを広げていくのが新生デッキの戦い方です。
魂状態のムゲンを2枚以上用意し、連続煌臨で一気に盤面を広げたいので最大枚数の3枚採用。
・ムゲンドラRV:3
あまり採用してる人をみませんが、
・フル軽減ノーコスで出てきて煌臨元になる
・ミラージュ効果の面処理が強い。とくにハンド保護ネクサスを壊したい
これらの役割があることから3枚採用。ムゲンファーストスターが盤面処理能力を持たないため、このカードでしっかりブロッカーを除去する必要があります。
・ムゲンドラゴン:2
最初のリストでは入ってなかったカード。このデッキの煌臨は条件がC3以上が多く、なんとかして1ターンでカウントを3以上にしたいと思い、メインステップでカウントを増やせるこちらをアレックスRVの替わりに採用。トラッシュからの回収はたまに使うおまけ効果ですがOC効果はそこそこ使います。
・ムゲンドラゴンノヴァRV:3
盤面処理、カウント増加、アタッカーの回復と器用な立ち回りができるカード。OCにより高BPが飛び交う環境で12000以下焼きは微妙ですが、後述するカウントドローで上限を上げることができます。
・メテオドライアンRV:3
ハンド入れ替えを行うドロソ。素出しだと入れ替えできないので注意。OC効果でバジャーなど厄介なバーストを封じれるのもgood。魂状態のムゲンをフィールドに持ってきつつリーサルパーツを探しに行けるので3枚確定。
・ショコドラルシフェ:3
ドロソ。煌臨2ドローが強いのはゼッパンドンが証明済み。このデッキで唯一相手の創界神に触れれます。
・エデラ砦:3
言うまでもなく強いカード。単体でカウント増やしつつ面処理。ドロソにもなれます。足場として優秀なため3確。
・狩る者の集落:3
最初見たとき「よっわw真転醒編のカードパワーやんけw」と思ったのですが、使ってみると案外強かったです。Lv1,2効果が同名ターン1なので2枚目以降が腐るしいらないなーと思っていましたが、相手のターン中に煌臨してもカウント増加とドローができ、このカウント増加に反応してムゲンでソウルコアを戻せるため、非常に使い勝手がよかったです。
・ラニアケア:3→リューマンポラリス:3
自由枠ですが環境への刺さりがとにかく良いので採用。紫白黄の召喚時効果を止めてくれるため、血晶金雲導魔の展開速度を低下させることができます。完全に詰ませることはできないものの、これで2,3ターン稼ぐことができれば、その間にカノンアームズとムゲンorイアンを揃えて勝てます。またLv2効果でキャスゴを完全に詰ませることができ、キャスゴ対面は出した瞬間勝ちになります。初手に引きたいので3枚。
当初はドライアンシューティングスター軸だったためラニアケアでしたが、それだとやはり金雲や血晶の速度に追いつけなかったので、召喚時バーストとなるこちらに変更。2ドロー、ネクサス含む2面焼き、3色シンボルと本当に使いやすく、パワーも高くて驚きました。開けない対面で腐ることもありますが、召喚時を連打する山に強すぎるため、3枚。
・カウントドロー:3
BP破壊の上限を上げれることを重視して採用しました。ムゲンノヴァの12000以下破壊がOCしているスピリットを焼けないことが多かったためです。ノヴァ以外にもムゲン、狩る者の集落Lv2、トリニティスターの破壊上限を伸ばせます。ドロソとしての性能は正直微妙です。
・絶甲氷循:1
まあ強いよね。とくに言うことなし。
・トリニティスター:3
新入りの防御札。サンクティファイドライト下でも使用でき、単体で2面停止、さらに新生スピリットがいればキンコマと同じ効果(アルティメットも対象)を発揮する。使ってみてかなり強かったです。
以上で解説を終わります。制限改訂により環境がどう変わるかは蓋を開けて見ないとわかりませんが、これからバトラーズカップや転醒杯、ワイルドバウトなど公式のイベントが多数控えています。
これからもバトスピを楽しんでいきましょう!
何か質問などございましたらDMまでお越しください。ご要望が多ければ対面知識や改良後のリストなども載せたいと思います。