5月3日を開業日にしました!
先日、行政書士会から、会員登録完了通知が届きました。
行政書士会も新型コロナ対応をしており、私の会員登録手続き完了は5月下旬になると聞いていたので、早めの通知に少し驚きました。
行政書士はコスモスをモチーフにした金色の徽章をして仕事をします。
私は、徽章を一刻も早く手にしたいと思い、早速、行政書士会に取りに行くことにしました。
東京都の行政書士会は、渋谷駅から歩いて10分くらいの所にあります。新型コロナの自粛要請で、渋谷駅周辺も閑散としておりましたが、のんびり散策しながら道玄坂を歩きました。
行政書士会館に入り、待ちに待った“金バッチ”を受け取ると、身が引き締まる思いがしました。
これを手にするのに5年ほどかかりました。
法律事務所に勤務しながら行政書士試験を受験することを決意して2年が過ぎたころ、私は、卵巣境界型悪性腫瘍という病気を患い、手術と抗がん剤治療で半年ほど闘病しました。
その後、勉強を再開するまでに、あっという間に2年が経ってしまい、気がつけば受験を決意してから5年が過ぎていました。
試験の日を迎え、今回の試験は絶対に落ちることができないと覚悟して挑みましたが、試験が終わった直後は、手応えが得られずしばらく意識が朦朧としていました。
年が明け令和2年となりました。
合格発表は1月29日で、発表はインターネットで見ることができましたが、私は敢えて試験センターに見に行くことにしました。
この日の感動はおそらく忘れることはないと思います。
「合格したよ!」と大切な人達にやっと言うことができました。
そして、5月3日の憲法記念日に開業届を提出しました。
法律を生業とする者にふさわしい日だと思いました。
中々おさまらない新型コロナ感染症には、出鼻をくじかれた思いがしますが、良い事務所になっていくように、初心を忘れず、一生懸命頑張っていこうと思います。