見出し画像

エステティックの本質

今は休止しているのですが
25年ほど美容系の施術をしていました。

音楽大学を卒業後
エステティックサロン向けの化粧品を扱う会社に入り

カウンセリング
クレンジング
マッサージ
パック
お肌の仕上げ
クロージング

というエステティックの基本的な流れを身につけました。

会社の方針で、お客様に直接施術を提供するよりもエステティシャン向けの講習を担当する機会が多く、エステティックの国際ライセンスを取り、国内外のさまざまな現場を経験させていただきました。

ですので私自身がエステティシャンかというとそれとは違い、自分のイメージとしては講師。
会社の名刺にはトレーナーという表記がありました。

多種多様の化粧品や機器を使い、さまざまな施術法を学び、すべてが自分自身の知識やケアにも役立つことばかり、各地への出張も楽しく、化粧品会社の講師という仕事に貪欲に取り組んでいました。

30代の初めに大きな仕事の機会をいただきフリーとなり、さらに仕事の幅が拡がりました。

数年に渡り自分のサロンを運営していたこともありましたが、結婚や転居などが重なり閉店。スタッフの方々にはそれぞれ独立していただきました。

毎月日程を決め、講習会で使わせていただいたサロンや会場を必要な時だけお借りしたり、個人のお客様の場合はご自宅に伺ったりと、細々とですが施術の提供を続けていました。

エステティックとはギリシャ語を語源とし、美的・美学・審美・感性という意味の言葉です。

ある時ふと
結局、美とはなんだろうと思いました。

シミ・しわ・たるみ・くすみのない
しっとりした質感の肌
贅肉のない身体

仮に、これが美のひとつの基準だとして
それを手に入れ、維持することについて
化粧品や機器、マッサージやパックは
本当に不可欠なのだろうか
決めたものを使い続ける必要があるのだろうか

という疑問を持ちました。

今から8年ほど前リンパ間質液に着目した
不思議なケアに出会いました。

その当時、私は40代の後半で
肌や体型の衰えに悩むというか絶望感を持っていて
厳しい食事制限や
睡眠時間の厳密な管理
美容法の遍歴を重ねていました。

その不思議なリンパケアは
ただ優しく触れて撫でるだけ
筋肉の緊張をゆるめ身体の機能を整える
するとみるみる肌もスタイルも改善する

素晴らしいのは
化粧品も機器も一切不要
施術の提供も基本的に不要
なぜならば
自分の手で自分のケアをする形が最も効果的だから。

インストラクターの資格を取り
まずは自分の改革をと
真剣に取り組んでみたのですが
先生や先輩インストラクターのような効果や見た目を
得ることがまったくできず
変化を実感できるまでに数年を要しました。
(多くの方は速やかに結果を出されています)

今現在はこのケアのおかげで
自分の身体や肌の悩みはほぼゼロ。

エステティックの本質は
身体の機能を整えることなのだと
はっきり実感しています。

この不思議なリンパケアについては
またあらためてお話しをしたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?