「不自由」だからこそ生まれるもの
真っ白なキャンバスを渡されて、「自由に何か描いて」と言われたら、
何を書きますか?
りんごか?お花か?何かそんな無難なものを、
無難な感じで描いてしまいそうな気がしません?
ではこれならどうでしょう。
「寝室に飾るように、一筆書きで、犬の絵を描いて。」
これなら色々とアイデアは出そうじゃないですか?
寝室に飾るなら、色は落ち着いたのがいいかな…
犬の形はどこをどう通って一筆で描こうかな…
かわいい感じにしようかな、かっこいい感じにしようかな…
とかとか、色々と考えることができますよね。
そうやって出来上がった犬の絵は、
あなたのアイデアが生かされた、あなたにしか描けない作品です。
完全に自由な状況は、自由にうごけるようで、
逆に身動きがとりずらいことがあります。
何かしらの不自由があることで、
私達のクリエイティビティーはさらに発揮されるのです。
俳句は17文字という制限があるからこそ、表現できる世界観に人の心が動かされる。
四コマ漫画は、四コマ内で起承転結を伝えるから面白い。
サッカーは、手を使ってはいけないというルールがあるから盛り上がる。
五百円以内で好きなおやつ買っておいで、と言われるから必死に考える。
これらもみんな、不自由さ(制限)があることが、
創造力やユニークさにつながっていますよね。
私たちはつい、
“ない”から…
苦手だから…
こんな環境だから…
こんな私だから…
と、不自由な部分にばかり目を向けて、悩みや苦しみをつくり出してしまいがちです。
今もし、「どうせ〇〇だから…」と思っていることがあるなら、
“ だからこそ ”
って考えてみませんか。
不自由だと感じているもの、それこそがあなたのクリエイティブの源です。
可能性を解放して、あなたにしか創り出せないものを、あなただからこそ表現できることを、あなただからこそ感じられるものを、見つけていきましょう。
それがきっと「自分らしさ」につながるから。
「どうせ〇〇だから…」そんな声が聞こえたら、
「だからこそ?」
さぁ、ここらでもうひとひねり、あなたの腕の見せどころです。
miwa
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