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#8 谷川ナナシその後の"在り方"

先人は言う。「我、ただ"足る"を知る。」と…

子どもの頃から、染み入ってきた言葉だ。

だが、私も"年の功"で学習してきた。

「我、"足る"を知ることは大事だが、
   "足る"を知りながら、"何が足らず"かを、
   いつでも見つめるべし。」と…

率直に記そう。
現在のワタシには、ゼロではないのだが、
"愛"と"お金"が明らかに、充分ではない。

それを獲得するにあたって、
必要最低限の健全さを、
やっと保っているところだ。

仕事に大きな欠陥がなければ、
ただ続ける事は、当たり前に必須だ。
これまでは、辞める必要が明らかにあって、
転職を余儀なくされていたが、今はない。
そして、無理なく増やせる手段にも、
今後は柔軟に着手する。
(ギャンブルではありません笑。)
それらを、止めない。その健全さを保つ。

愛で言えば、
人を過剰に疑わなくなった、ところだ。
人との関わりで生じる"失敗"も、
"経験"や''プロセス"と捉えている。
そうでなければ、
「いま親友がいない」
「いま最愛のパートナーがいない」の
「足るを知らず」のループでしか、ない。

ちなみに、わたしには今、
「ネッ友だけど、すてきな親友がいる」し、
「自分のしてきた恋に、概ね満足して」いて、
「かならず最愛の人を見つけよう」と想える、
健全さがある。

そんな「足るを知りながら」
「足らずを見つめながら」
意欲的に生きる健全さが、確かにある。

良き在り方のない所に、
良き縁や、良きお金は、
入ってこないと、経験上の確信がある。

入ったようでも、必ず流れて消えてしまう。
後で、良きものではなかったと、
認めざるを得なくなる。
そして、それで良い。

「ただ、良い"在り方"で居る」ために、
頭で考えたり、計算したり、
余計な感情に囚われている事は、
"妨げ"になってしまう。
(どの部分が「余計なのか」は、
 重要課題なのだけど。)

今の自分にとって、
ベストな"在り方"を知り、
在り方を変えるとき、
使った事のない筋力を使い、
初めは疲れを感じる。

だが、その在り方に慣れ、保てれば、
その時から「幸せな人生」は始まる。

締めくくりに、
最高の映画「グッド・ウィル・ハンティング」
(1997、米)より、大好きな言葉を。

「幸運を祈る、息子よ」

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