『おやつのうめさん』、noteはじめました。
こんにちは。うめさんのなかの人です。
まとまった文章を読んでもらえる場所があるといいかなあと思って、noteデビューしました。ほんとはminneにも『レター』という機能があるのですが、サービス開始の時からお世話になっていながら使ったことがなく(もっと言うなら、最近になってなんじゃこりゃ?こんなのあったの?と気づいた、というのが正直なところ)、よく見かけるようになったnoteが使いやすそうでいいかな、と。
さて。
今年二月、京都北山山中、鴨川の源流地点のあたりで、『おやつのうめさん』というお菓子屋さんをはじめました。
お菓子屋さんとは言うものの実店舗はなく、Web上と手作り市でスタートして、ちょっとずつ育てていけたらいいなと考えていました。
『うめさん』は中の人の祖父が地域で呼ばれていた呼び名を貰い、犬猫の足跡を家紋にたとえて『うめばち』と呼んだりするのをかけて、友人に犬のイラストとロゴを書いてもらい(中の人は柴犬を飼っています)、なんとなくイメージが固まって、さあスタートだ!と始めて二ヶ月。それはひたひたと迫ってきていたのです。
そう、コロナウィルス。
インターネットをベースとするという基本スタイルが功を奏して、ありがたいことに、始めたばかりには上出来すぎるご注文をいただいていますし、いきなりすごいマイナス!にはなりませんが(もし実店舗だったら、と考えるとぞっとするし、この数ヶ月でお菓子屋さんやカフェを始めた人は少なくなかっただろうと思うとつらい気持ちになります)、手作り市へ持ち込むとか、どこかに置いてもらうとか、考えていたことはだいたい計画倒れとなりました。
でも、もともと、『普通に』ができなかった中の人が、ふるさとの山にこもって仕事をしようという目論見がスタートなのです。
物流はがんばってくださっていますし、山の中で会うのは犬と同居の母、発送がある日は郵便屋さん、あとは犬の散歩と買い出しのスーパーやホームセンターに出かけるだけの日々では、感染リスクも低いだろうし、仕事をするのに不自由はありません。
お家で仕事をしなければならなくなった都会の方などは、きっと先の見えない閉塞感の中にいらっしゃるのだと思います。
引きこもることもできずにお仕事に通う方、医療関係のお仕事に従事される方、スーパーやホームセンターやドラッグストアを開け続けてくださる方、物流関係の方……不安の中で生活を支えてくださっている方々は数えればきりがありません。
でも中の人がうんうん悩んでも全く生産性はないので。
こんな状況の中でも、甘いおやつを食べてちょっとほっとしてもらえたら…というのが一番の『できること』だし、それをがんばっていきたいな、というのが、今回のふんわりした決意表明です。