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お勉強備忘録⑦ 骨転移、腰背部痛

勉強したことをメモしているよ。見直せるように、気になったとこだけ。

癌性疼痛

がん診療科じゃなくても痛みのコントロールはできるようになりたいですね。

最期がつらいのは診てる側もつらいもの。

結論としては↑をみる。

非オピオイドから始めてオピオイド追加、増量していく基本の流れに症状別に+αがある。

骨転移による疼痛

評価

本当に癌性か。Xp主体。脊椎であればMRI、骨盤骨であればCT。さらに骨シンチなども組み合わせる。

非薬物療法

非薬物療法の介入の余地があるかどうか。

放射線治療、放射性同位元素、経皮的椎体形成術、神経ブロックなど。

荷重のかかる大腿骨、臼蓋、脛骨、椎体、上腕骨では手術も

神経障害性の痛みがないか。痛みの性状なども確認する

薬物療法

薬物療法ではいつも通り、まずは非オピオイド~オピオイドを使って疼痛コントロールをこころみる


●RANKLやBP製剤
1~4週での鎮痛効果は根拠なし。4~12週で疼痛緩和効果。
即効性がないので予後を検討したうえで投与を考える。弱い推奨

神経障害性疼痛

骨メタと一緒にみられることがある。

評価

癌性か化学療法など医原性か、その他か。

治療

非薬物療法検討(OPE、ケモラジ)、薬物療法(非オピオイド〜オピオイド)と骨メタと似たような流れで介入していく。

+α 
●鎮痛補助薬:
抗けいれん薬
抗うつ薬
抗不整脈薬
NMDA 受容体拮抗薬
コルチコステロイド

・抗けいれん薬(プレガバリン、ガバペンチン)
中等度以上の痛みを緩和する。その他の抗けいれん薬は根拠不十分。経験からは効果あるかも。

・抗うつ薬
三環系抗うつ薬(アミトリプチリン)は癌性疼痛に効果少なく慎重投与。
その他の抗うつ薬(SSRI、SNRI)(デュロキセチン)は非癌性の神経障害性疼痛で鎮痛作用が認められている。ので癌性疼痛でも使えるかも。

・抗不整脈薬(リドカイン)
癌性疼痛に対して根拠不十分だが、非癌性疼痛に対して根拠あるので検討してもいい。

・NMDA 受容体拮抗薬(主にケタミン)
有効と無効、両方報告あるので神経内科相談と充分なICのうえ検討。

・コルチコステロイド
神経性疼痛への根拠は無し(質の高い臨床試験なし)だが、経験的に有効が示唆されている。
神経への圧迫や炎症による痛みへの使用を検討。

結局根拠あるのはプレガバリン、ガバペンチン。昔ながらのステロイドなど他の+αも使えないわけではないので手札として装備。

まとめ

ガイドラインには他にも上腹部、胸部、会陰部の痛み、悪性腸腰筋症候群、消化管閉塞による痛みなどの項目があるけど、それはまた別の機会に。

オンコロジーに関わってないドクターとしてはオピオイドを躊躇わないってのが第一の関門だなと思います

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