キャリコン視点でドラマをみると_その1
こんにちは。そよ風です。
今日は土曜日。NHKの働き方改革の一環として朝ドラの放送は月~金となったそうで、土曜日は1週間の振り返りの日となりました。
ということで、私も「おかえりモネ」を振り返ってみたいと思います。
舞台は2014年の宮城県。気仙沼市亀島出身のモネが高校を卒業して郷里を離れ、内陸の登米市の森林組合に勤めるところからドラマは始まります。
モネの祖父は元漁師。現在は牡蠣の養殖業を営んでいます。父は銀行員として働いていており、元教師だった母は養殖業を手伝っています。妹のみーちゃんは水産高校の2年生。将来は地元漁業の発展に貢献したいと研究者を目指しています。
温かい家族からたくさんの愛情をそそがれて育ったモネでしたが、なぜか「島を離れたい」と家族に告げ、故郷を離れる決断を下します。
自分はまだ「何者」でもない、と思い悩むモネ。
妹とは違ってやりたいことや将来の夢が見つからないモネ。
そんなモネに大きな「転機」が訪れるのです。
気象予報士の朝岡との出会いによって、「気象予報士がいのちを守る仕事」と知ったモネ。
3年前に起きた東日本大震災の時、仙台にいたモネは、幼馴染や家族たちと辛い思いを共有できなかった疎外感や自分が何もできなかったという後ろめたさを感じていたのでしょう。
だから、島を出た。
登米で自分の未来について思い悩むなかで、「いのちを守る仕事」「人の役にたつ仕事」につながる気象予報士を目指すことになったモネ。
さあ、ドラマが動き出しました。
モネの目指すべき道が定まりました。
ここでちょっとだけ、キャリコン講座をさせてもらうと…。
キャリア理論家のシュロースバーグが提唱した「4S」。
人生で遭遇する様々な転機に対処する方法として、上述の「4S」が役に立つのです。
1 Situation(状況)…大切なのは現状把握ですよね。ドラマでは自分の将来に希望を見出せなかったモネが、未来に通じる端緒をつかんだという状況が描かれています。
2 Self(自己)…価値観や信念、仕事をするうえで大切にしたいことなど。モネの「人の役にたちたい」という想いが仕事選びの大切な要素になっていますね。
3 Support(支援)…自分の周囲にいる支援者。モネの周りにはたくさんの支援者がいますね。その代表格は、ツンデレの医師・菅波先生。「絵本や漫画から(気象予報士の勉強を)はじめてみたら」と助言するだけでなく、なんとマンツーマンレッスンも開講してくれてます。モネにとって、強力なSupporterですね。
4 Strategy(戦略)…目標達成のための方策ですね。ドラマでは戦略立案にも菅波先生が一役買っています。気象の素人であるモネに、教材を選んだりマンツーマンレッスンのとってもわかりやすい講義を行ったりして、モネの理解がだんだん深まっていきます。二人のロマンス♡の行方も気になるところですね。
来週の「おかえりモネ」が待ち遠しいです。
早く月曜日が来ないかなー!