ちょろINFJが告白されました

**カフェ「パレット」、閉店後の夜。**

店内はしんと静まり返り、外の街灯が淡い光を差し込んでいる。花はいつも通りカウンターでお皿を拭いていたが、今日は少し違った。はるの様子が、どこか落ち着かないように見えた。

**はる**：「ねぇ、花ちゃん…最近、なんか気づいてる？」

**花**：「えっ？何か…ありましたか？」

花が首を傾げると、はるは少し視線を下げながら、遠くを見るような、真剣な表情を浮かべた。

**はる**：「ううん、なんでもない。ただ…花ちゃんとこうして二人きりでいると、なんか特別な感じがするんだ。」

その言葉に、花の心臓がドキッと高鳴る。はるの瞳がじっと自分を見つめていて、いつもよりも距離が近い。夜の静けさの中で、二人の時間だけがゆっくりと流れているかのように感じた。

**花**：「特別な…感じですか？」

**はる**：「うん。ずっとこうしていたいって思うんだ。花ちゃんといると、なんか落ち着くし…でも、それだけじゃなくて…もっと近くに感じたい。」

はるの言葉が心にじんわりと響く。花は、目の前にいるはるの姿をじっと見つめながら、胸の中が温かくなるのを感じていた。自分でも言葉にできない感情が、ゆっくりと広がっていく。

**はる**：「ねぇ、花ちゃん。もし…」

はるが花に近づき、静かに囁こうとしたその瞬間、店の扉が突然、勢いよく開いた。

**ドンッ！**

カフェの静けさを破るかのように、力強い音が響く。二人は一斉にそちらを振り返った。

**桜井和寿**：「待たせたな…！」

扉の向こうには、桜井和寿が立っていた。しかし、彼の姿は普段とはまるで違った。彼のシャツはピチピチで、筋肉が際立っている。胸板が厚く、まるで別人のような体つきだった。

**花**：「えっ！？ 桜井和寿さん…！？ な、なんでここに…！？」

**はる**：「ちょっと待って！？ なんでこんなタイミングで、しかもそんなにムキムキで！？」

はるは驚愕しながら、告白ムードが一気に吹き飛ぶのを感じていた。花も混乱したまま、呆然とその場に立ち尽くす。

**桜井和寿**：「ふふ、驚いているだろう？この俺の新しい姿を…。筋肉は裏切らないんだ、花ちゃん。」

そう言いながら、桜井は自信たっぷりに腕を組み、ムキムキの筋肉を見せつけた。

**花**：「な、何がどうなってるんですか…！？ なんで急にそんなにムキムキに…？」

**はる**：「いやいや、ほんとに無理でしょ！今、告白のムードだったのに！」

桜井は二人のやり取りには気にせず、堂々と店内に入ってくる。その姿は、まるでステージに立つかのように輝いていた。

**桜井和寿**：「告白ムード？そんなものは筋肉でさらに盛り上げるものさ…。」

そう言って、桜井はシャツの袖をまくり上げ、さらに強調される筋肉を見せつけた。

**はる**：「いやいや、もう意味がわからないから！なんでこのタイミングで…！？」

**桜井和寿**：「さて、次はこの筋肉での腕立て100回を披露しようか…。」

桜井は自信満々で腕を回しながら準備を始めた。全てが崩れ去ったかのような瞬間だった。