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【週末投稿】つれづれ有用植物#166(タデ科イヌタデ属:ツルソバ)

海岸の草地や林縁に生える多年草で、葉・茎・花はソバににていますが、よく分岐してツル状に這って伸びる所が違いになります。関東南部以西の沿海岸に、多く分布しています。

植物関連の書物やSNSでは、ツルソバは食べられないと記載されているものもあります。要は万民が「とても美味しく食べられる」という訳ではなく、多くの方は「なんとか食べられる」という感想を持たれるからだと思っています。でもこの写真を見てください(食べる場合は体調を考え、量はほどほどにお願いします)。

ソバに似た花で、果実は直径約3mm程の痩果。ぷくっとした種の周りには
ゼリー状の半透明な膜につつまれています。
なんと美味しそうではないですか!

実をサラダに添え、新芽はあえ物や天ぷらとして食べる事ができます。
茎にはやや酸味があります。実はクセがなく、シャリシャリとした食感で甘みと酸味があり種も一応食べられます。
(天ぷら料理というのは魔法の料理方法で、食べにくい野草はこれにより美味しい食べ物に化けてしまいます。)

茎に刺はなく、よく分枝してつる状(ツル性植物ではありません)に伸びます。斜上して長さ1~2mになり、夏から秋にかけて小さな穂状の白い花を咲かせる事が多いですが、地域によっては通年の開花があるそうです。
在来種です。

白い花に黒い実が混じる様子、そして秋になると一部が紅葉するので様々な色彩が混じる事が美しく、グランドカバーにされる方もおられる様です。ただし、伸びる勢いが結構強いので必要に応じて適当に刈り込む必要があるかもしれませんね。

似た名前で「ヒメツルソバ」というものがあります。
こちらも同じ「イヌタデ属」の植物なので近縁種と言う事になります。
こちらは庭や公園で植えている所を良く見かけます。

こちらは、PinguBanana が育てたソバの写真です。花が似てるでしょ?

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