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いわゆる「高収入」の仕事ってどれも大変

※今回は特になんの目的もない、ただの一人語りです。

私は風俗嬢として色々な業種を経験した。

そして客の中には、いわゆる「高収入」を得ているホストやお堅い職業の男性など、さまざまな人と出会ってきた。

ホストは何となく会った瞬間にそうかな?と思うポイントがあり、恐る恐る聞いてみるとやはりそうで、お互いに大変だねと話に花が咲く。

また客としては会ったことはないけれど、漁師や官僚といった方々は相当稼いでいるはずだ。

風俗の仕事はもちろん大変だが、私はこのような高収入を稼ぐ仕事はどれも大変そうだと想像している。

(そもそも働くこと自体が大変なことなのだが……)

とくにキャバ嬢やホスト、ショービジネス、テキーラガール、バー店員などは精神的にきついはずだ。

そして正直言って高収入を稼ぐことの大変さは、働いている本人しか分からないとも感じる。

私も親しい友人や家族には風俗嬢だったことは知られてしまっているけれど、きっと彼女たちに私の辛さやしんどさは分からないだろう。

まあ、分かってもらおうなんて傲慢だし、渋々であれ何であれ、自分がその仕事を選んでしまったのだから仕方がないのだけれど。

閑話休題。

高収入な夜の仕事を一度経験したら、なかなか元の質素な生活に戻すのは難しい。

今キラキラした世界にいる人たちも、何かのきっかけで転落すればニートになって最悪の場合は浮浪者になることだってあり得る。

その落差に耐えられるオトナは何人いるだろうか。

人の栄華は夢のように儚いものだとはよく言ったもので、私もその夢を見たことがある。

けれど、その夢は本当に望んでいた夢だっただろうかと今になっては疑問だ。

高収入を得ても暮らしを変えない、もしくは道を踏み外さないでいられる自信がある者だけが、煌びやかな世界で稼ぐべきだと私は思う。

夜の仕事をしている人たちを尊敬はしているものの、憧れてはいけない。

その人たちは私たちの人生に何の保障もしてくれないし、むしろその人たちはコンテンツとして消費されているだけかもしれない。

ふとしたことがきっかけで、自分が向こう側に食われる場合だってある。

そう。高収入の道に行くのは意外と簡単だけれど、後戻りするのは難しい

このことは、若い世代だけじゃなくてオトナたちも知っておくべきだ。

戒めてくれる親切なオトナは少なくなってきたのだから。












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松永あや
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