我が家のできごとー失敗の記憶 1/3
今日は、我が家の子育ての思い出を書いてみようと思います。まずは、上の子のこと。
この子は、まず夜泣きが凄かった。
夜泣きというよりも、夜寝なかった。
はじめての子供であり、育児の勝手がわからない。
私も妻と一緒に、夜通し子守りしていました。
やっと寝静まったと思ったら、もう朝の4時近く。
5時半には起床して会社に行かないと…。通勤で渡る橋の上で、足が上がらずに転びそうになっていました。
しばらくして、この子のまったく寝ない理由がわかりました。食物アレルギー。
初めてこの体質を知ったのは、離乳食でヨーグルトを食べさせたとき。かわいい顔がパンパンに腫れ上がりました。目を開けられないくらいに。
急いで病院へ行き、検査したところ、卵、小麦、牛乳の食物アレルギー。母乳で育てていた妻を通して、身体に痒みがあったのだと思われました。
その日から妻は、大好きだったうどんやヨーグルトを食べられなくなりました。相当なストレスだったろうと思います。
数年経ち、近所の幼稚園へ。
人見知りなのか中々馴染めず、登園を嫌がるようになりました。その様子を心配した先生から、園を使って開いている音楽教室でエレクトーンを習っては、とのお誘いに乗り一年遅れの年長から教室に入りました。
小学校へ入学。仲のいい友達を作るでもなく、何となく通っている印象。勉強のできる優等生タイプ。
小学3年から、通学団の団長になりました。大人しい本人は嫌がっていました。皆んな、私の言うことを聞いてくれないと訴えていました。
真面目で正義感の強い子。
子供の社会でも、煙たがられます…。
この頃、下の子たちに手がかかっており、仕事にも余裕が無かった私は、この子が学校のテストでいい点を取って見せにきても、適当に相手していました。
優等生で、とても優しくて、育てやすい子。
私たちの目は、この子に向いていなかった。
後に、大変な後悔をする事になります。
どうか皆さん、手のかからない子ほど、よく見てあげて下さい。自分の立ち位置や役割がわかる、優しい子ほど自分を押し殺して、いい子で居ようとしています。
そんな気持ちに、親として甘えたくなります。
甘えてもいいと思います。
ただ、わかってあげて欲しい。
今日はここまでに…。