自分の役割は分散しておこう
人はいつも、自分の存在価値を確認するために
世の中に向かって何かの役割を演じています。
誰かのお役に立ちたいという、根源的な欲求を満たすために、社会人として、親として、友人として。
ある時は、無理をしてでも。
無理しながら、それを続ける事も辛いですけど、
いちばん気をつけないといけないのは、
数ある役割の中で、どれか一つに偏ってしまうこと。
これしかない、このためだけに全力で!
の状態、私は危険だと感じます。
色々なものを捨て、ひとつの事に自分の全てを注ぎ込む生き方は、なんだかカッコいいし、大きな事を成すためには必要なのかもしれない。
そんな時があっても良い。
でも、役割はいつかは終わる。
親の役割は、子供が自立すれば終わる。
ビジネスや職場の役割は、いつかは引き継ぐ。
会社での役割は、退職すれば終わる。
終わりを迎えるその時は、いつ訪れるかは分からない。
頭の片隅には置いておきたい。
今日で最後かもしれない事を。
そしてもう一つ、自分の役割は
分散させた方が精神的に落ち着けます。
ひとつを失っただけで、絶望しないように。
とても大切な人に対する役割に全力だったから
その人が居なくなったら鬱になる
では、なんだか申し訳ないですしね。