![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46412342/rectangle_large_type_2_ffda14d46104154c7a494c45216944f2.png?width=1200)
Photo by
rapis1223
自分とあなたは等しい存在
出勤途中にちょっとした頼まれごと。
やっておきましたよ、とLINEを送りました。
その時、歩道のない道路を歩いていました。
前と後ろの両方から車が来ているのを認識していたので、右の端に立ち止まりやり過ごそうとしていました。
次の瞬間、前から来た車が減速せずに私のすぐ傍を通過。ヒヤッとしました。ちょうど後ろからの車とのすれ違いと私の居た場所が重なったので、こちらに接近したのだろうと思います。
前日から気持ちが塞ぎ気味だった事もあり、なんとなく自分が跳ね飛ばされてしまう情景を、想像してしまいました。
あー、つい先程送った他愛の無いLINEが、最後のメッセージになってしまったか。でも、ケンカしていなくてよかった。
この瞬間、あの子が旅だった日に受け取っていた、他愛の無いLINEの記憶がよみがえりました。
そうだった。
当たり前の毎日は、いつ終わるのか誰にも分からないのだった。
今、自分が旅立つ想像をしたけど、後悔とか悲しみとかといった感情は、まったく起きませんでした。
むしろ少しホッとしたような。
でも、遺された者の辛さは身をもって体験している。
そうだよね、当たり前の毎日を有り難く噛み締める理由、それは自分の人生を生きるためではあるが、大切な人を守ることでもある。
自分は後悔のない生き方をするが、出来ることなら私に関わる人たちの人生にも、後悔を与えないような生き方を目指したいな。
もし、私がいなくなったとしても、遺された人達が笑顔で過ごしていけるように、それじゃあまたね、と笑顔で送ってくれるように…。
自分の道のゴールは、まだ遠いなぁ。
焦らす、ゆっくり歩こうかな。