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別れの意味を求めて

辛い別れの意味は、残された者が決める。

あのショックの時、まず最初に心で叫んだことは
「なぜ? どうして? どういうこと?」
でした。意味が欲しかった。誰か教えてよって。

当たり前ですけど、誰も教えてはくれません。
急に旅立った本人に、直接聞く事もできません。

今まで流した涙の総量を超えたんじゃないか、と思うくらい泣き、知らないうちに涙が流れている、という状態を初めて知り、顔が涙で覆われると言う状態に初めてなりました。

その先に得た悲しみの意味は「喜ばれる存在になる」そのために「感謝すること」を、私に教えるためであったということ。

上手くいかないこと、酷いと思うこと、耐えきれないほどの悲しいこと、どんな事にも「ありがとう」と心から想えること。

まだまだ道半ば。でも、私はそれを目指す。

いつもの帰り道、寒空の夜道。
真っ暗の学校脇を自転車で走る。

あの子の大好きだった教室、いつもは真っ暗なあの部屋に、今夜はあかりが灯っていました。遠目からもよく分かる教室の様子。人影はなかったけど、有りし日の情景を思い出すには十分でした。

今日は、ちょうど一年半となる月命日。
小さな奇跡がまた一つ、起きました。

ありがとう、ありがとう、ありがとう…。

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