2024年10月のこと
友達の結婚式
同級生の結婚ラッシュにより、今年結婚式に出るのは5回目だった。特別友達が多いわけでもないのに多すぎる。ご祝儀代と交通費がかかりすぎて辛いがめでたいので出席しないわけにはいかない。
高校の友人は自分を含め4人だった。うち1人、安倍もまた先月横浜で結婚式を挙げており、自分はその式で友人代表スピーチをした。そこそこウケていた気がしたので改めてその辺の話を擦ろうと思っていたのだが、安倍はその日を思い出すと自分の意思と無関係に目に涙が溜まってしまうらしく、全く話が進まなかった。
当日の結婚式は良かった。それ以外に特別言うことはない。結婚式はだいたいそうなのだと今年でわかった。中にはそんなに良くないな〜という式もあったが、それもたぶん良い式だ。よくわからないと思うがそんなもんや
帰りに寄ったオイスターバーで安倍が生牡蠣をぼったくられていた。自分が生牡蠣を好きじゃなくてよかった
かおり先生
保育園で長男のクラスの副担任だったかおり先生が退職した。県外に引っ越すらしい。
大きな付け睫毛が特徴的な若い先生だった。仕事ぶりは真面目で、少し融通の効かないところがあったと思う。何かと忘れっぽい自分はたまにキツめの口調で注意を受けた。(汚れた服用のビニール袋に名前を書いていないとか、子どもの外靴を忘れたりだとかそんなこと)
一度、「もう少し遅い時間に登園することはできませんか?」と言われた。要するに、朝7時に登園してくるのがうちの子だけなので、少しだけ遅らせてくれると助かる、ということだった。保育士さんの数が不足していたりと、園としても色々事情があったのだろう。あるいは僕が次男の育児休暇をとっていたので、もしかしたら、と思ったのかもしれない。ただ、うちにはうちの事情がまた色々とあり、それは難しいなあと考えていたところ、担任の先生から「失礼なことを言ってしまったみたいで、すみませんでした」と謝りの電話があった。
以来、かおり先生は僕と妻に引け目を感じているような気がして、なんとなく気まずい瞬間もあった。
それでも、長男が少しでも熱を出すと逐一電話で知らせてくれたし、まあそれはそれで過保護すぎると感じる時もあったんだけど、子どものことをちゃんと見てくれているのは伝わった。見て見ぬふりをしないというのは単純だけど立派なことだと思う。
保育園の廊下にはクラス毎に先生の顔と名前が掲示されていて、当然そこにまだかおり先生はいる。あれが張り替えられてしまったら顔なんかすぐに忘れてしまう、というのは今までの経験からほとんど確信に近い。仕方がないことなんだけど、ただ今後何かの拍子にかおり先生の話題が出て、なんか色々言ってきたキツめの先生、としか思い出せなかったとしたら、それは寂しい。お互いの事情の「色々」が噛み合わなかった瞬間があっただけで、かおり先生は子どもに思いやりのある真面目で明るい先生だった。そういうことを記録しておきます
マック
期間限定の「チキチキン」を頼んだところチキチーを渡された。死ね、名前変えろ
マック2
談笑ムードっぽい厨房で「木元さん!」と聞こえた。このマックには今、木元さんがいる
病院の待合室
次男の予防接種の順番を待っていると、近くの席に明るいお母さんが座った。僕と同じように赤ちゃんを抱きながら、
「早い時期に立つとO脚になるらしいよ!デブでO脚だとあたしみたいになっちゃう!」
と、付き添っていた自分の母親に話しかけ、ガハガハ笑っていた。2人の会話によると、この時期の赤ちゃんは8.3kgまでが適正体重なのだそう。赤ちゃんはたしかにぽちゃっとしていたけど可愛らしく、お母さんだって特別太ってはいなかった。
ぼうっとしていたら、おばあちゃんの方に「かわいいねえ」と話しかけられた。赤ちゃんはうちの子と同じ5か月で、「大きさが全然違うねえ」と言われたが、縦にはうちの子の方が大きく、横には向こうの子が大きい気がしたので、どっちの意味なのかと黙って考え込む時間があった。