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自称進の特進のキモすぎる考え

目的がない人間が馬鹿に見えて仕方がない、目的があり目的に向かって努力している人間が正義である。という考え方を母はよくする。

俺はそれに異議申し立てをしたい
刹那的な生き方と計画的な生き方、そのどちらかに優劣をつけて幸せの形を勝手に定義する。そのうえ自分の定義の中で他者と自分の比較を行い人間にラベリングをする。そんな行為が気持ち悪くてたまらない。

具体的な場面を想像してみよう、私立高校の自称進学校には特進コースと普通科コースの二つが存在することが少なくない、そしてこの二つコース間の上の方はたいてい下のコースのほうを見下している。

さらに質が悪いのはそういう見下しをする人間が上位層ではなく中間層であるということだ。中途半端な実力を持つ人間が自分の意識が高いことを威張って、そうでない人間を馬鹿にする。

高いのは意識だけなのにまるで位まで高くなったかのような振る舞いをする。弱い犬ほどよく吠えるというけど彼らはきっと自分の実力を知らしめる機会がないからそんな風になってしまうのではないだろうか。

そんな人間よりも部活に心血を注いで全国16位をとったサッカー部の方がよっぽど立派だろうに。本題に戻る。おそらく俺が感じている気持ち悪さは、最初から自分が有利と考えている場所で相手と戦っているくせに、その場の一勝負だけでその人を格下だと考えているところにある。こういう人間は成功しにくいんじゃないかと思う。

俺の知人に褒めるのが得意な人間がいる。相手のいいところを即座に見抜きそこを褒める。やっていることが真逆だ。そしてそいつは成績も人望もある。

彼は自分を上げることをしないが、彼の凄さはみんなが認知している。マウンティングをせず、相手が自分に勝っている所を探して自分の糧にする。

こうしていくと相手を見下すことから始める彼らとは大きな差がついてくる。彼自身プライドはあるだろうがそれを出さない、なんなら自分を下げる。

そういうことができる人間が俺はすごく羨ましい。

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猿山坊主
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