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東大受験期2-周りと比べて絶望編

自称進の恒例行事である進研模試があった。
進研模試の手応えは最悪でスタサポより悪い
点数は言いたくない、順位も41位と絶望的だ。
この時の僕は言うことばかり大きくて中身のない人間だった。
学校の課題が増えたことを言い訳にし、週に10時間も勉強していなかった。
スタプラに記録をつけるのも、頑張れない自分を見るのが嫌でやめた。
そんな僕とは対照的に、Yの成績はすこぶる良かった。
英語は学年一位、数学も十位代ほど、国語の偏差値は50代だったが
それでも三科目の偏差値はゆうに70を超えていた。
進研模試で難関大に行ける基準は70と学校から聞いたことがある。
そう聞くと彼の成績はまだ不十分に思えるが
僕は彼と比べ物にならないほどひどかった。
Yは幼稚園が英語学習専門の所であり
文法に課題はあるものの、リスニングと長文読解がすこぶる得意だった。
県内順位も英語は50位ほどだったはずである。
その模試まで彼の実力を知らなかった僕は大層驚いた。
また彼の成績を自分と同じ位だと考えていたので
少し裏切られたような寂しさを感じた。
もしかしたら、絶望的な成績をとっても
Yと傷を舐めあえると考えていた節もあったのかもしれない。
でも結果は悔し涙で傷口がヒリヒリするだけだった。
が結果的にこの出来事が僕の闘争心に火をつけた。

そんな訳でこの模試の後から僕の勉強時間は増えた。
Yに追いつきたかったし中学の頃の結果を出す喜びをまた味わいたかった。
スタディプラスをまたつけ出すようになり
それからは週の勉強時間も右肩上がりになっていった。
学校には六時半に登校し、朝の集中できる時間を勉強に使った。
実はこの始発登校自体は結構前からやっていたが
以前はYとの雑談交じりだった朝勉強から
完全にどちらも黙々と作業する生産性激高タイムに変わった。
通学中は、シャドウイングをして苦手なリスニングを対策した。
一番効果があるな~と一番感じられた学習は英単語暗記だった
英単語を覚えるだけで長文が格段に読めるようになった。
文法も大岩とポラリスをやったが、それを支えたのもやはり英単語だった。
数学では二次関数と確率ばかりを追求していた。
その二つが模試では大門として出ることが多いし
二年三年になっても使うだろうと考えたからだ。
国語は古文だけは熱心にやっていた。
助動詞が分かりだしてからは文章が読めるようになり
結構いかれた作品も多い古典文学を楽しむ余裕ができていた。
そんな感じで過ごしていると二度目の試験模試の時期がきた。
前回とは比べ物にならないほど対策したし、勉強時間も積んできた。
僕は果たしてどれだけ成績を上げられるだろうか?

続きは11月27日に書く
ps満足いく成績ならここに乗せようと思う。








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