2020年オリックス・バファローズの開幕布陣を考えてみた。[後半]

こんにちは、ふじもん。(Bsfuji2946)です。

前回に引き続きバファローズの開幕一軍メンバーを考えていきたいと思います。今回は野手編ですね。昨年はチーム打率など殆どの項目でリーグ最低値を記録するなど苦しいシーズンとなってしまいました。特に吉田正尚頼みからはまたしても抜け出せず彼一人が徹底マークを受けていた印象でしたね。ただ中長期的な視点で見ると決して悲観することはありません。ドラフト上位で太田椋や頓宮裕真に紅林紅太郎、下位からも宜保翔や中川圭太、勝俣勝貴などプロスペクト選手を多数獲得して将来のレギュラー候補を育てようとしています。また今オフの目玉としてメジャーでの実績十分なアダムジョーンズをチームに招き入れるなど段階を踏みながら面白いチームに生まれ変わりつつあります。

そのような変革期の中にある2020年シーズンの開幕メンバーを考えていきたいと思います。

捕手

※カッコ内は昨年の成績です。

若月健矢(138試合 打率.178 OPS.460)

松井雅人(24試合 打率.194 OPS.451)

捕手からはこちらの2人を開幕一軍と考えました。正捕手として若月、控えに松井雅人で考えています。まずは若月ですが練習試合では昨年リーグ1位を記録した盗塁阻止率は健在で周東(ソフトバンク)や近本(阪神)など球界屈指のスピードスターを二塁で刺しています。さらに課題の打撃でも2本のホームランを放つなど開眼。素人目でも打席の中での粘り強さが出てきたなと感じるなど成長著しい若武者です。控えには経験豊富な守備型の松井が控える2人体制です。今シーズンから捕手再転向の頓宮は舞洲でもう少し守備機会を与えるのかなと考え外しました。伏見については仕上げにかかる今週の試合に殆どマスクを被っておらず代打としても若月が好調であるため必要性は感じなかったため外しました。

内野手(8人)

一塁 T-岡田(20試合 打率.120 OPS.394)

二塁 大城滉二(91試合 打率.262 OPS.693)

三塁 中川圭太(111試合 打率.288 OPS.716)

遊撃 安達了一(56試合 打率.277 OPS.722)

DH ロドリゲス(新助っ人)

・太田椋(6試合 打率.000 OPS.188)

・廣澤伸也(一軍出場なし)

・小島脩平(103試合 打率.220 OPS.571)

西村監督のスタメンの組み方から想像できるのは一三塁や両翼は打撃重視型、センターラインで守備を固めるというバランスでスタメンを組んでいるように感じます。二塁はオープン戦では福田や宜保が好調でしたが残念ながら2人とも怪我で離脱し大城がレギュラーを手中に収めかけています。安達との二遊間コンビは12球団トップクラスの守備力を誇り投手陣にも安心して投げてもらえることでしょう。また中川は死球の影響で戦列を離れていましたが12日の復帰戦で4安打5出塁の固め打ち。三塁のレギュラーは今年こそ固定出来そうです。さらに復活を期すT、新助っ人のロドリゲスも打撃面でアピールしており昨年のような火力不足には心配要らないでしょう。みなさんもここまでは既に見えてきていると思います。が、控え選手で少し疑問に感じる方も出てきているので少し説明したいと思います。

まずは太田椋。同学年の根尾や小園ほどドラフト指名時の注目具合はありませんでしたがホームランが出にくいウエスタンで舞洲を本拠地としながら64試合6HRと二軍レペルでは19歳ながら格の違いを見せつけるなど将来の中軸候補です。遊撃のレギュラーには安達が長年君臨していましたが年齢的にも病気のことを考えてもそろそろ後釜を考える時期になってきました。今シーズンの起用法としてはある程度の打席数を一軍クラスの投手相手に与え、守備でも二三遊どこでもこなせるように慣れさせるべきと考えています。英才教育として一軍に帯同させ試合の空気感に慣れさせることが大事と思います。

次に廣澤伸也。彼もまだ高卒3年目の20歳ですが練習試合ではスタメン起用もされるなど期待の若手です。昨年までの2年間はファームを主戦に戦っており守備力を評価されていましたがオフの台湾ウインターリーグで打撃面でも成長を見せた期待株です。しかしまだ一軍レベルは早いのでは?という意見もネット上では囁かれています。それでも一軍でここまで期待されているのは太田と同じ安達の後釜候補として育って欲しいという思いに加えて彼の立たされている現状が関係してくると思います。バファローズの内野陣はファームでも太田や宜保、紅林などの加入でポジション争いが激しいです。さらに彼らと違って廣澤はドラフト7位での入団と序列は決して高くありません。そこで自慢の守備から一軍での出場機会を求めて活路を見いだしている段階だと思います。育成環境を循環させるためにも一軍にしがみついて欲しい選手のひとりと考えました。

最後の小島脩平は言わずと知れたスーパーサブです。内外野どこでも守れる器用さに代打や代走からでも試合に入れるユーティリティ性、太田や廣澤と違って豊富な一軍経験やチームのまとめ役としての役割などから彼を一軍に置きたいのではと思います。

外野手(6人)

左翼 吉田正尚(143試合 打率.322 OPS.956)

中堅 後藤駿太(91試合 打率.224 OPS.635)

右翼 ジョーンズ(新助っ人)

・松井佑介(7試合 打率.333 OPS.889)

・佐野皓大(68試合 打率.207 OPS.533)

・小田裕也(82試合 .206 OPS.581)

両翼の2人は開幕前のキャンプから既に確約されていたため残る枠は中堅のみでしたが後藤が久しぶりの開幕スタメンを掴み取りそうです。なんと言っても守備力の高さが決め手のひとつでしょう。お世辞にも両翼2人の守備は上手い部類に入るとは言えません。しかしそれに目を瞑ってでも使いたい打撃力があるのでセンターラインにはその穴を埋めるような守備力を期待しているのだと思います。さらに後藤は守備だけでなく打撃でもしぶとさを身につけ好調を維持しています。ファームにも宗や西浦など一昨年・昨年の開幕スタメン組が控えていますが打撃面である程度の数字を残せば彼らからポジションを奪われることはないと思います。また控え選手として昨年トレードで中日から移籍してきた松井佑介はチームに少なかった右打ち外野手として少ない出場機会ですが結果を残し続けています。終盤のここぞの場面での代打などで試合の流れを変える一打に期待がかかります。また代走のスペシャリストとして佐野皓大を選出。ソフトバンク戦では代走からの出場で甲斐拓也から2試合連続盗塁成功とアピール。重要な局面での切り札として置いておきたいと考えました。残り1枠には小田裕也。西村凌とかなり迷いましたが控え外野手で守備固め出来る選手が居ないことや代走としても使える幅の広さから小田に決めました。

開幕スタメン予想

1 一塁 T-岡田

2 DH ロドリゲス

3 7 吉田正尚

4 9 ジョーンズ

5 5 中川圭太

6 4 大城滉二

7 2 若月健矢

8 6 安達了一

9 8 後藤駿太

開幕に向けての基本オーダーは上記の通りでしょう。1番T岡田は長打力に加えて出塁率の高さも魅力的です。さらに2番ロドリゲスは日本人特有の繋ぐ意識は欠けるためどうしてもゲッツーなどは多くなりますが簡単にホームランを打てる規格外のパワーでそれを補えるでしょう。また先頭のT岡田が長打を放てば2人だけで1点を奪える打線は魅力的です。クリーンアップには日本を代表する打者に成長した吉田正尚、鳴り物入りでの入団のジョーンズ、バランス良く何でも出来る中川で固めます。6番の大城は調子が良ければT岡田と入れ替わりトップバッターとしての起用も有り得るかと思います。そうすることで下位打線にも1発の怖さを相手に与えられます。7〜9番はセンターラインの守備型選手を並べました。今は若月などは好調ですが湿りが出てきた際にどうしても淡白な打線になってしまうかもしれません。その際に西村監督が起爆剤としてどのような起用や攻撃のバリエーションを増やしていくかが楽しみです。下位打線が出塁出来れば攻撃的な上位で得点できる確率も上がります。彼らが打率.250まで乗せれば得点力向上は間違いないでしょう。



以上で開幕一軍予想は終了です。


ずっと待ちわびていたプロ野球開幕が目の前にある今、少しでも楽しめる話題を作りたいなとの思いで書き始めましたが結構楽しかったです。


何度も言いますが思いついたまま文字にしていった拙い文章ですが見ていただければ有難いです。


「ここは違うんじゃないか?」「この選手は入ってくるだろう」「こんなメンバーがみたい」


そう言った意見どんどん待っています。元々野球の見方なんて十人十色です。

「楽しい議論」はいつでもウェルカムです。


てことで見て!反応して!なんなら見なくていいからクリックだけでもして!

書いてて分かったのは承認欲求を満たしたいってこと。反応がなかったらモチベーションにもやり甲斐にも繋がらないことが身に染みました🤦‍♂️


てことはおいといて、









読んでいただきありがとうございました。



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