オリックス・バファローズ通信簿
こんにちは。前代未聞の6月開幕となった2020年シーズンも遂に閉幕。2年連続の最下位という屈辱を味わった我がオリックス・バファローズですが、今回は独断と偏見で選手たちの成績を振り返っての採点をしていきたいと思います。
評価は10点満点、点数は上記の通り”独断と偏見”で年俸に見合った活躍かどうかなどフィーリングで決めました。悪しからずご容赦ください。
対象選手は投手は先発10試合以上の登板、リリーフでは20試合以上の登板、野手は規定打席1/3以上とします。(特に意味は無くて適当ですw)
では早速、、、
【投手編】
・山本由伸 9点 (18試合8勝4敗防御率2.20)
2年連続の最優秀防御率のタイトルは千賀に譲ったものの安定したピッチングは今年も健在、唯一のマイナスポイントは最終盤のコンディション不良による抹消のみ。
・田嶋大樹 8点(20試合4勝6敗防御率4.05)
開幕前は不安定な投球が続いていたものの終わってみれば初の規定到達&唯一先発ローテーションを死守と奮闘。好不調の波を減らして左のエースに。
・アルバース 6点(16試合4勝8敗防御率3.94)
休養も挟みながらではあるが防御率は3点台でフィニッシュとまずまずの成績。ただ、推定年俸2.4億円でこの数字は少し物足りない…オフの去就に注目。
・山崎福也 7点(15試合5勝5敗防御率4.50)
開幕前から好投を続けた成果が認められシーズン途中からローテ入りするとチーム2位の勝利数を記録し自身のキャリアハイも更新。中嶋×中垣体制の完成品1号、来年は防御率3点台で7〜8勝がノルマ。
・山岡泰輔 6点(12試合4勝5敗防御率2.60)
2年連続の開幕投手を務めるも早々に怪我で離脱、チームも低迷とエースの責任を前半戦は果たさなかったため敢えての辛口評価。復帰後は抜群の安定感でゲームメイク、投球の幅を広げたのは怪我の功名か。
・ヒギンス 9点(41試合3勝3敗19H防御率2.40)
開幕は二軍スタートだったが昇格後は爆速ストレートと得意のチェンジアップを武器にセットアッパーに。ランナーは毎回背負うがその度にピンチを切り抜ける劇場型。来年も期待してます。
・山田修義 7点(48試合4勝5敗18H防御率3.89)
火消し役から敗戦処理までなんでもこなす便利屋のような使われ方だったがもう少し起用法を見直せばまだ活躍できる余地はあるはず。勤続疲労だけが心配。
・ディクソン 7点(39試合4敗16S5H防御率3.28)
初めてのセーブ機会でサヨナラ負けを喫したのが今年並に乗れなかった要因でもあるので悔しさはある。年齢の不安も見え始めてきたがまだまだ他のメンバーにポジションを譲るほど衰えてはいない、ビリーヴアー。
・吉田凌 8点(35試合2勝2敗7H防御率2.17)
遂に覚醒し二軍の帝王から脱却。以前から得意だったスライダーを場面ごとに曲がり幅を変えながらの変幻自在な投球で一気に頭角を現した。ポスト比嘉の最有力候補。
・齋藤綱記 7点(32試合1勝1敗4H防御率4.01)
海田の不調により巡ってきたチャンスを掴みとり地元札幌で嬉しいプロ初勝利も記録。昨季は防御率10点台と苦しい成績だったが今季はチーム4位の登板数とブルペン陣を支えた。対左への対策が来年のテーマ。
・荒西裕大 6点(29試合勝敗無し3H防御率4.88)
雑な扱われ方をされていたがこういう投手が1人は居ないとブルペンは回らないので成績以上に評価は出来る。ただ、彼の役回りはあくまで汚れ仕事で火消し役には向いていないかと…起用法に注目。
・澤田圭佑 7点(24試合2敗防御率3.43)
意外にも今年はホールドなし。夏場以降に調子を上げ9月は奪三振率19.80で無双状態だったが怪我で離脱…情報がなく経過が心配だがコンディションが整えばセットアッパー大本命。
・吉田一将 7点(23試合1勝1敗防御率4.08)
彼に期待するレベルからするとやはり物足りないが荒西と同じく雑な扱われ方でもきちんと仕事をしてくれるのは貴重な存在。同期がまた1人去ったがドラ1としての意地を見せたい。
・漆原大晟 7点(22試合5H2S防御率3.42)
育成から支配下契約を勝ち取り後半戦はブルペンを支えながら初セーブも記録するなど飛躍の1年に。威力のあるストレートも魅力だがそれ以上にハートの強さが光る面も抑え向き。岩本、神戸が嵌った翌年以降にコケるジンクスを払拭したい。
・比嘉幹貴 8点(20試合9H防御率0.71)
38歳にしてなおも衰え知らずの鉄腕サイドハンド。途中離脱はあったものの防御率0点台でのフィニッシュは恐ろしい。引退までには優勝しないと報われないよ…
【野手編】
・吉田正尚 10点(120試打率.350 14HR64打点8盗塁OPS.966)
バファローズ史上最高のバッターと言っても過言ではない天才打者。今年は念願の個人タイトル獲得もほぼ確実。毎年孤軍奮闘ながらも成績を伸ばしてくるのは流石の一言。来年こそ彼の周りを固める布陣を作りたい。
・T-岡田 8点(100試打率.256 16HR55打点盗塁5OPS.797)
メインが一塁・左翼でこのOPSは少し物足りない気もするが昨年の不調からよくここまで復活しました。本塁打はチーム最多で安打と打点も吉田正尚に次ぐチーム第2位、久しぶりの規定打席も到達。今年はTの笑顔を沢山見れて良かった。
・ジョーンズ6点(87試打率.258 12HR43打点盗塁1OPS.749)
「ホンモノが来た」と大注目の大型助っ人もコロナ太りで攻守に精彩を欠く場面が開幕直後から多く、コンディション不良も重なり納得のシーズンとは成らず…オリックスの浮上の鍵は間違いなくこの人が握っているのだから巻き返しに期待。
・福田周平 7点 (76試打率.2580本塁打24打点盗塁13OPS.700)
練習試合期間に怪我をしたため出遅れたが復帰後はセカンドだけでなくサードも精力的に守り長打も増加するなど一定の成績は残した。将来有望な人材が二遊間には多いが「壁」として彼らと切磋琢磨して欲しい。
・安達了一 8点 (78試打率.289 2HR23打点盗塁15OPS.713)
体調を考慮され休養も挟みながらの出場となったが打率はキャリアハイを更新するなど得意の守備だけでなく攻撃でもチームに欠かせない存在に。だからこそ彼の出場しないゲームで勝てないことがチームの課題として浮き彫りとなってしまった。
・大城滉二 5点(94試打率.207 1HR14打点盗塁7OPS.505)
結婚も発表し、開幕スタメンにも選ばれるなど飛躍が期待されたが6月10試合でヒットが僅か1本と極度の打撃不振に陥る。守備面ではポジショニングを活かした魅せるプレーが多かったがそれだけでは賄いきれなかった。
・若月健矢 6点(75試打率.240 3HR19打点盗塁2OPS.639)
開幕直後は改造した打撃フォームから力強い打球が飛び正捕手の座を確実にしたと思われた。ただチームの負けが増え続けると守備面での負担が増加し徐々に低迷。監督交代後は伏見や頓宮の台頭もあり出番が無かった。来年は試練の1年に。
・ロドリゲス 5点(55試打率.218 6HR25打点盗塁1 OPS.642)
有観客試合の初日に放ったサヨナラ3ランが今年のピークだった。当たった打球はチーム随一だが確実性に乏しく守備も一軍レベルではなかった。キャラクターは良かったが去就は不明。「愛と理解」って結局どういう意味?
・宗佑磨 5点 (72試打率.225 1HR9打点盗塁5OPS.595)
毎年シーズン終盤に調子を上げて(今年も11月は打率.333)期待させるが今年もレギュラー獲得はならず。サード守備などは通年守ればGG級だが全体的に良くも悪くも身体能力に頼りすぎている。
・伏見寅威 8点(71試打率.259 6HR23打点OPS.693)
アキレス腱断裂の大怪我から奇跡の復活。監督交代後はスタメンとしての機会も増え充実の1年に。キャリア最多の6本塁打など打てる捕手として存在感をアピール。
・モヤ 8点(46試打率.274 12HR38打点OPS.891)
開幕前の布陣ではスペア要因だったが二軍でも決して腐らなかった。後半戦では驚異的なペースで本塁打を量産してチームの救世主に。今年1番助っ人らしい成績を残した。
・佐野皓大 7点(77試打率.214 0本塁打3打点盗塁20 OPS.555)
前半戦は主に代走として活躍したものの出場機会を増やすためにスイッチヒッターに再転向。終盤は「1番センター」を任せられ期待の大きさを感じた。打席での非力さは否めないがソフトバンク周東のように我慢しながら起用してもらった期待に応えたい。
・中川圭太 5点(45試打率.146 2HR13打点盗塁3 OPS.403)
開幕二戦目の決勝点となるエラーをしてしまった辺りから歯車が狂って戻れなくなってしまった印象。ファームでは「無敵の中川」のため来年は打撃面でアピールして定位置を確保したい。
・杉本裕太郎 7点(41試打率.268 2HR17打点盗塁1 OPS.695)
二軍戦では圧倒的な成績を残すも中々呼ばれなかったが監督交代後、一緒に一軍の舞台へ。以前までの豪快なスイングは鳴りを潜めたが確実性はアップ。怪我で離脱したがリハビリは本人のインスタを見る限り順調そう。
ひとまず採点は以上です。
今年も不甲斐ない結果に終わりましたが終盤の若手の台頭は毎年裏切られてるとは言えやっぱり期待してしまいますね。
まずはAクラス争いに絡めるようオフも練習を頑張って貰いたいですね!もちろん休養もしっかり😌